28.7.11(月曜日)集中豪雨、最高温度28度、最低温度22度
フルーツトマト(5番の畑)
トマトがいよいよ、初期の本格的出荷時季となった。
露地トマトの出荷は、例年、どうしても梅雨の時季に重なり、痛みや割れが多くなる。
農園では、瑞英(酸味と香)とフルーツトマトの二種類しか栽培していない。
市場では90%以上が桃太郎(酸味がない品種)となっているが、酸味の無いトマト
を農園主は食べたいと思わない。農園主の我がままを皆様に押し付けている。
その代わり、フルーツトマト(中玉)は酸味と香りと甘味のバランスが良く、生食に
向く。小玉はどうしても皮が厚くなり、食べていたら皮を吐き出したくなるので、当農園では作らない。
瑞英トマト
酸味と香り、そして後から来る旨み(甘味)のバランスが良い。
むかしながらの品種。
生食も良いのですが、
むしろ、調理に向く。
火を通して、炒めたり、
パスタにしたり、
ソース的にして、煮込み料理にする。
露地トマトは、商業的
農家ではまずやらない
傷みや割れが発生し易く、生産リスクが大きすぎるからです。
その意味では実に希少価値があるのだが・・・・
当農園では、その経営リスクは何とか努力と工夫でカバーし、
トマト本来の味香りや旨みにこだわる。
先週の木曜日、偶々
の晴れで、早朝から
二番の畑のネギ・茄子の土寄せを行う。
朝だと言うのに温度は30度を軽く超えている
若手三人は上半身裸。
紅一点の女性は
流石にしっかりと衣服を纏っている。
農園主はもっと上品なので、ランニング一枚になった。
(今週の野菜)
瑞英トマト
&フルーツトマト
美味しいトマトは、センターから放射線状に
筋が入っているそうだ。
これから真夏にかけて
トマトの最盛期を迎える。
これから、毎回、瑞英
500g、フルーツトマト
200~300gが入ると思います。
半白胡瓜
他に四川・節成。
黄色みが出ているのは
熟れてきているからです。
地胡瓜の一種。
肉厚で酢揉みなどに。
これから、度々、入りますので、よろしく!
バジル
これくらいから
センターを刎ねていきます。
脇芽が広がり、
本格的な出荷が始まります。
トマトパスタには欠かせません。オリーブ油との相性の良さは流石ですね。
パープルアスパラ
生産が難しい品種
本来は、生食用に開発されたもの。
甘味は緑よりは強い。
火を通すと紫色は消えて、ねずみ色になってしまいます。
(その他野菜)
これから2週間ほどは、夏野菜の出荷が安定しません。ミニ端境期に入ります。
早く梅雨が明けてくれないかと祈るのみです。
太陽が欲しいが、梅雨が明けたら明けたで、さらなる地獄が待っている。
あくまでも野菜にとって、もっと良い環境が欲しい。
先日、新たに加わった女性の研修生に、明日からは出荷日は、早朝5~6時に畑に来るようにと伝えたら、「暑いからですか!涼しい時間帯に仕事をするのですね」と
言う答えが返ってきた。
「否、夏野菜は露が残っているうちに収穫しないと、お客様の下へ届いたら、鮮度や美味しさが失われています」
「当農園はそこで働く人間より、野菜にとっての環境が大事なのです。それが農業者になるということです」と、答えた。