今週の野菜

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むかし野菜の美味しい野菜-9月一週

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むかし野菜の美味しい野菜-9月一週

 
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翡翠・加茂茄子

今週の野菜

(夏野菜のシンプル調理)
(茄子)
黒陽茄子;むかしから作られてきた定番の茄子です。焼き茄子が一番美味しい。他には味噌汁、それに余り物のソーメンを入れる。用途は広くなじみの野菜です。
加茂茄子・翡翠茄子;半割若しくは厚さ2センチに輪切りにした上に、甘味噌や香の物をみじん切りにし載せてオーブンで焼く。(小葱・紫蘇・山椒・木の芽など)
三色茄子;クリーミーで油との相性が良く火の通りが早く炒め物に。マーボ茄子・素揚げ・揚げびたし。
三種類もあれば、使い分けて食べれば茄子料理にも幅が出て楽しめます。
 

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三色茄子


(ピーマン・カラーピーマン)
塩胡椒などシンプル調理が一番美味しい。肉は牛でも豚でもよい。
細めにカットし、多めの油を加え、強火で一気に焼くように炒めると具材に油がまとい、熱伝導の高い油に強火を通すことによって外はシャキッと中はジューシーに仕上がり、野菜の水分を一気に飛ばし旨味が出て美味しく仕上がる。弱火で長時間炒めるとしんなりとして食感を損ない嫌な苦みが出やすい。
ちなみに油を絡めると野菜の栄養素が体に吸収しやすくなります。

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クリーム・黒ピーマンは味が濃く香りがあります。

 
※合わせ調味料
みりんと醤油は一対一で合わせます。そこに少量の食酢を加えると食材が柔らかくなり、旨味を引き出しマイルドな味になります。豆板醤・コチジャンなどの味噌系などを加えると味に深みが増します。
 短時間で野菜を炒めあげたいときにはあらかじめ調味料を合わせておくと良いのです。
 
中華風野菜炒め;材料は夏野菜のほとんど全てを使えます。
玉ねぎ・生姜・ニンニクなどを炒め、次に肉を炒めます。
そこに合わせ調味料の半分を入れて肉に火が通ったら多めの油を入れて強火で一気に炒めます。火が通りにくい夏野菜から順次投入します。途中で残りの調味料を投入し、仕上げに鍋横から胡麻油を加えれば完成です。火力にもよりますが、調理時間は30秒以内に終えるのがポイントです。(遅くとも1分以内に)
火力が弱い場合、1~2分間ほどレンチンするか、軽く湯がいておくと良いでしょう。
美味しく調理するためには、野菜の下処理が大切です。
和食は事前に軽く湯がくこと。洋食は蒸しておくこと。中華は油通しと言う手法があります。
参考にしてください。
 

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蔓緑


(オクラ・蔓緑・丘わかめ)・・・これらはネバネバ系野菜です。
湯がくか1~2分間レンチンし、細胞を壊しておきますと栄養素が体に取り込み易い。
全てを包丁で叩いてみじん切りにします。そこに納豆を加えて混ぜ合わせます。
調味料はみりん・醤油・酢と少量の味噌系(隠し味程度)を加えて混ぜ込みます。
ご飯のお供でも良いのですが、冷ややっこにトッピングするのも良いと思います。
夏の食欲の衰えた際に体が欲し、食べやすい調理方法です。
 

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バターナッツ


(南瓜・白南瓜・バターナッツ)
南瓜は地面に接した表皮に果肉の色合いが出ます。熟れ具合が分かります。
白南瓜はフルーティな香りがあり、蒸す・湯がき、マヨ・塩胡椒などでサラダ的に食べると美味しい。
バターナッツは果肉が甘く柔らかいので南瓜スープや半割にしてオーブンで焼いても美味しい。
 

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万願寺トウガラシ


(万願寺・伏見とうがらし)
万願寺は焼き野菜に適し、伏見は揚げ物や炒め物に適します。
炒める場合は油を多めにして強火で焼くように炒めます。
伏見は牛こま切れ肉でみりん醤油などでしぐれ煮にすると、常備料理になります。
 

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夏場の露地栽培の人参
ひどい姿でしょう。雨が無く、50度の地温の中で育った人参です。
それでも健気にここまで育ったと思ってくださいね。


(複合の夏の食材)
空心菜(軽く湯がいておく)・ゴーヤ・ズッキーニ・などは炒めるように焼く調理の変化パターンです。茄子やピーマン系野菜と混ぜて使ってみてください。
基本になる調味料はみりん1:醤油1がベースとなります。それに加える調味料は味噌・酢・コチジャン・豆板醤・塩・砂糖などです。辛みを増やしたい場合は青とうがらし。薬味や香味野菜は紫蘇・バジル・小葱などです。
調味料の割合は各ご家庭の好みで量を加減してやってみてください。
 
尚、煮浸しや煮込み料理では野菜の旨味だけではなく、昆布・鰹節などから取る和風出汁を加えることもあります。炒め料理でもこの出汁を加えることによって料理を楽しめます。
ちなみに洋風料理の場合はトマト・セロリ・ブイヨン・チーズ・牛乳・生クリーム・バルサミコ酢などが旨味の元になります。
 
料理には基本はありますが、決まりはないのです。それらを応用されて自由にご家庭の味(料理)を作ってみてくださいね。

農園日誌「9月初秋」―(厳しい残暑)

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農園日誌「9月初秋」―(厳しい残暑)

 
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夕闇に沈みつつある由布岳・鶴見山(畑から)

(小さい秋見つけた)


7月梅雨が明けてから9月上旬までは、熱波が襲ってきて気温は35度前後が続き、地温は50度超え、雨は降らず、畑はカラカラ状態となり、陽炎が立つ。台風による雨をひたすら待ち続ける日々が続く。その中での畑作業は地獄の釜状態。
真夏の酷暑に耐えてきた農業者にとっては体力を奪われ、万年熱中症に襲われており、足元がふらつくかなり危険な状態に陥っております。日中は日差しを避けて早朝・5時以降の夕方に作業をしてください。私もすでに何度か倒れ掛かったことがあります。このような気候の中では消費者へ農産物を供給し続けている農業者は死の危険に晒され続けていると思ってください。
 
海水温度は日本近海で高止まりして、偏西風は日本上空で蛇行しています。
その蛇行部、特に西日本は太平洋高気圧・チベット高気圧に覆われ続け、雨も降らず高温状態が続きます。この影響で日本では四季が狂い始めており、夏と冬の二季に近づいています。
地球温暖化を止めるすべはないのか?人類の欲は制御不能なのか、自国主義や自分主義が蔓延り世界は調整機能を失くしてきており、地球の自然循環機能まで抑え込み、ついには大きな気候変動を引き起こしている。
国民は世界的な食糧危機が訪れるまで気が付かないのか、野菜達は何も語らないが、健気にもこの異常な気候に一生懸命耐えています。
現在は、農業はリスクの塊となりつつあり農業者は減少し続け、社会への発言力を失いつつあります。
 
そのような気候では、種を蒔く時期の判断が難しく、今までのセオリーや経験だけで無く、気候の変化を予知する農家の勘が必要になります。真に露地栽培の難しい気候になりつつあります。
呼吸すら苦しくなる暑さの中でも9月に入ると朝と夕だけは微妙に涼しさを感じてきます。
9月は本来、秋野菜の種蒔きや定植適期ですが、初旬は残暑がきつく直蒔きに適さず、白菜・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワーなどの種をトレイに蒔き、ポット苗を育てて置き、9月下旬頃定植します。
9月中旬以降は台風によってもたらされるわずかな雨を待って、大根・人参・葉野菜・サラダ系野菜などの第一陣の直播きを行うことになるが、この時季の種蒔きは成功率50%以下の捨て植えだと思ってください。本格的な種蒔き時期は9月中旬以降になります。
軽トラックにタンクとポンプを積んで野菜が死なない程度に水やりはほぼ毎日行います。
水遣りは種を蒔いた後、2~3日間は朝・夕行い、様子を見て1日置きとなり、1週間は注視しておいてください。
諦めていては何も進まないので、農園ではこの二季の気候を活かして9~11月は初夏野菜である胡瓜・ズッキーニ・インゲン豆・南瓜などにチャレンジしています。
かなり暑い初夏の気候が二回来たようなものです。ただ、水やりは毎日やります。

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草木堆肥歴23年の畑(9月下旬頃の秋野菜達)
一つの畑には季節毎に5~7種類の野菜を植えます。その度に草木堆肥を降りますので、20年×4回降ると、80回以上堆肥を降ったことになり、土壌は有機物残渣と放線菌・微生物によって土は育ち、年々肥えてきます。この圃場はプラチナ級の最高の畑となる。何を作っても良く育ち美味しい野菜が採れます。現在8種類の野菜が育っております。この畑の土は団粒構造が進み、粒粒になった土には保水力がありますから渇水期が来ても野菜は何とか持ちこたえてくれます。草木堆肥の威力です。

 露地野菜が不足する時季を端境期と言いますが、大きく分けて一年間で二回あります。ハウス栽培が主流となっているため分かりにくいのですが、4月と10月に訪れます。
一つ目が秋冬野菜が終わり、春野菜・夏野菜への移行期が3~4月です。4月に春野菜を押しのけて夏野菜を定植する時季です。
二つ目は夏野菜が終わり、畑に秋冬野菜を植え込む時季です。この時季が最近では大きくずれて、9月下旬~12月上旬へと変化してしまいました。
そのため、ここ数年は夏野菜の代表であるピーマン系・茄子類などが9~11月頃まで畑に残ります。
地球温暖化による野菜の季節感は大きく変わっていっているのです。 二季を通して野菜生産を維持するためには、野菜が大きく不足する端境期を如何に乗り切るかが難しいのです。
故に気候変動が激しくなってきた今の露地栽培では4月と9月の種蒔き・定植には経験だけでは無く気候を読み取る農業者の勘が重要になります。この難しい気候の変わり目の両月を多くの農業者は悩まされ、判断を間違い易いのです。
たまたまこの両月前後に大きな気候の変動があれば、その年の市場の野菜は高騰したり、暴落します。このように近年の野菜作りは不安定化が進んでいます。

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9月下旬の大豆畑の風景。11月下旬頃収穫期を迎えます。

むかし野菜の美味しい野菜ー8月最終

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むかし野菜の美味しい野菜ー8月最終

 

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今週の野菜

日中は35度以上の気温と激しい太陽の熱気で、体力を消耗しますが、ようやく、早朝や夕方などに涼しさを肌で感じるようになりました。
食欲が著しく衰え、何も食べたくないと感じる日々が続きます。
明日から9月ですが、この時季に体調を崩す方が多いのです。
厳しすぎる残暑と湿度と今まで耐えてきた体力の消耗が一気に襲ってきます。お気をつけてください。

「野菜の調理」ー炒める
兎に角、生きていくために食べねばなりません。
そこでむかし野菜の食べ方や調理の仕方をお伝えしておきます。

多めの油を使って強火で一気に火を通します。
野菜に油を絡めて炒めると、野菜に火が通り易くなります。
油でコーティングすることによって熱を野菜全体に満遍なく火を通すことになるのです。
外はパリパリ、中はジューシーに野菜が仕上がります。
味付けは塩コショウで十分ですが、調味料として若干の酢を使うと柔らかく食べやすくなります。これがプロの業です。
ただ、家庭では火力が弱いので、調理する前に一度2分間ほどレンチンしておくと野菜の繊維が壊れて火の通りが良くなります。

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加茂茄子・翡翠茄子

半割、若しくは厚さ2センチ程度の輪切りにして甘味噌を上に置き、オーブンで焼きます。

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ズッキーニ
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紫大長茄子
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三色茄子

炒め物に適す。素揚げ・マーボ茄子なども

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メークイン
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オクラ

(その他野菜)
ニラ・蔓緑・胡瓜・ピーマン・パプリカ・カボス・漬物・ゴーヤ・万願寺

「徒然なるままに」―昭和のサムライ達の物語―(仁義礼智信は、現代人が忘れつつある至高の言葉)

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「徒然なるままに」―昭和のサムライ達の物語―(仁義礼智信は、現代人が忘れつつある至高の言葉)

 
 
酷暑の真夏、葱類は土寄せをして水不足と暑さから守ってやる。
生き残った葱だけが皆様のもとへ届く。サバイバルの季節。


「徒然なるままに」―昭和のサムライ達の物語―

(仁義礼智信は、現代人が忘れつつある至高の言葉)
私が銀行員であった頃、特に融資担当となってからはむかしで言う企業戦士でした。
理不尽な銀行経営陣・老獪な会社社長達・大手商社の傲慢な部長達・やさしさを秘めたフェリーの船長・やくざと見まがう運送会社の会長・切れ者の都銀支店長・豪胆な信託の審査部長などと接するうちに、彼らから多くのことを学びました。
痛んだ取引先企業を生き残させるためとは言いながら、権謀術策や駆け引きの連続で随分と強引なことも行いました。抜き身の包丁をぶら下げて歩いていたようなもので、皆様に随分と迷惑を掛けていたかもしれません。
今でいうとコンプライアンス違反の銀行員、正しく銀行やくざでした。
闘いに明け暮れていた日々に嫌気がさし、随分と疲れていたのでしょう。
銀行を辞して自然栽培農業者に転身し、地球と自然と土と野菜達に接するうちに次第に心も穏やかになり、人間の小ささを知り、自然に順な生き方に変わってきました。
野菜達は人を裏切りません。一所懸命に向き合っていると応えてくれます。
ある意味で農業に救われたのかもしれません。農業は生きることそのものが生活の一部です。
私自身は自由人でありたいし自分の信念を曲げて生きることはしたくありません。
そう言う私の人生の糧となった人達には仁があり(人への愛)、義があり(約束を守る)、礼があり(人への労り)、智があり(努力に基づく研鑽)、それによって信が立っておりました。
この人達と出会っていなければ今の自分はないと思っております。
人と人の縁・繋がりを感じてしまいます。人は社会性の生き物であり、一人では生きられません。むかし野菜の邑でも様々な人達と出会い、縁が広がっていきます。
それも人生の中で一つの楽しみです。

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農園体験会
様々な人達との出会いの場となる。


大分に帰ってきて、沈没寸前のフェリー会社の再建に奔走していました。
(7.29.「徒然なるままに」の続編です)
そこで北九州の解体組み立て・重量物運送会社の再建に賛同支援を頂いた都銀の支店長との再度の出会いがありました。そのフェリー会社の取引銀行が偶々その都銀だったのです。
再建不可能と思われているフェリー会社でもあり、一隻46億円が4隻ですからリスクの塊です。一銀行だけでは対応できません。綿密な再建計画を携えてその都銀の本店営業部を訪れました。
にべも無く協調融資を断られました。万事休すで、方策が尽きました。
ホテルに帰って藁をもつかむ思いでカミソリ〇〇と言われた福岡支店長に電話連絡をしました。(受付嬢に聞いたところ今では東京本部の審査部長とのことでした)
「やあ!久しぶりですね。今回はどのような案件ですか?」覚えていてくれたのです。
融資案件の話をすると、こう言われました。「私は東京本部担当で、関西方面では別の審査部長が居ります。明日、朝早く再度関西本部を訪ねてください」翌日、受付嬢に名刺を出すと「承っております。4階の審査部においでください」
早速、審査部副部長が会ってくれました。そこでこう言われました。
「〇〇審査部長から名刺の肩書ではなく、真摯に佐藤さんの話を聞きなさいと言われております」
結果としてこの交渉は実を結びませんでしたが、その話を聞いた時、胸の奥が湿ってくるのを感じました。人は人を知り、知る人のために動くのです。
 
大分に帰るフェリーの中で何か策はないかと考えていました。
その時、以前、別の会社の再建協議の中で知り合っていた福岡の信託会社の支店長代理を思い出しました。
彼から佐賀のドングリ村が危機に瀕している。佐藤さんはマーケティングが得意ですね。
一度そこを訪れて何か策はないか考えてくれませんか?と相談を受けました。
家族を連れてドングリ村へ赴き、様々な改善策を提案し、危機を脱した経緯がありました。
早速彼に連絡を取ると、今では幸いなことに審査部審査役でした。
いきなり電話でこのように言いました。「貴方には大きな貸しがありましたね。それを返してもらいたいと思ってご連絡を差し上げたのです。大分に行き詰っているフェリー会社があり、何としても再建させたい。大分にとっては重要な航路です」
と言って再建計画などを有無も言わせず彼に送りました。強引でしたね。

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見渡す範囲はむかし野菜の圃場です。

 
バブル崩壊時期でもありながら流石に信託の対応は早い。
(不動産バブルを引き起こした一部の要因は信託会社にありその名残があった時代です)
4日後に彼から連絡が入りました。審査部長があなたに会いたいと言っていますが、すぐに来れますか。
直ちに上京し審査部長と対面しました。田舎の地方銀行の支店長代理がいきなり飛ぶ鳥を落とす勢いの大手信託の審査部長と直接交渉をするなどありえない話なのです。
一時は私の分析力と再建計画に興味を示され、その審査部長の合意を何とか取り付けていたのですが、いざ、私の所属する地方銀行審査部への本稟議となると、この交渉はリスクを取らない経営陣(特に頭取)のあいまいな対応によって難航しました。
業を煮やした信託の審査部長がわざわざ当行の審査部を訪れた際に、彼はこう言いました。
貴方の銀行は話にならんね。しかしながら君の分析力は素晴らしい。私は君には及ばない。ただ、君は企業のダイナリズムを知っているかね。一度気運に乗ると企業は大きくなっていくのだよ。(わたしはその世界を知らないし、その立場に立ったことすら一度も無い)
君はこの銀行を辞めて東京に来なさい。私がある上場企業の副社長に据えてやるからと言われました。
私は田舎が好きで、その傲慢な気質を持った信託会社そのものに好ましからぬ思いを持っていました。若かったですから叛骨心が旺盛だったのでしょう。いろいろな理由を付けてその申し出は断りました。
 

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実は、フェリー建造資金46億円のうち75%は船舶公団からの資金が約束されており、
残りの12億円の資金を民間二行で受け持たねばなりません。その融資金の8億円がメインバンクである地方銀行が受け、4億円が信託の融資金と言う資金分担でした。
このままでは進展しませんので、当行の審査部にこう持ち掛けました。
「もし、信託が8億円を融資し、当行が4億円と逆転した場合は受けてくれますか?不可能に近いのですが」と当行の審査部長に打診しましたところ、「それなら当行のメンツもありやむを得ないだろう」と言う回答を引き出しました。
破断になる瀬戸際でしたが、そこで最後の切り札として私は信託の審査部長にこう言いました。
「このフェリー会社には担保はありません。ただ、航路権があります。これは認可事業であり、会社が生きてさえいれば航路権は死なないのですよ。何より確実な担保があるではないですか。さらに私は会社を生かすためではなくここで働く社員及びその家族300人を活かしてやることを考えております。
そこでこれはご提案なのですが、商船三井がこのフェリー航路を欲しがっております。
貴行は商船三井の株式をお持ちではないでしょうか?」と聞きました。
調べると三井の株式を2%持っておりました。
「それは良い考えだね。その提案ならうちも受けられる」と言って融資金8億円の了承を取り付けました。
ともかく二転三転を繰り返し、
この提案によってこのフェリー会社の再建劇の主導権は当行から信託会社に移り、その数年後、会社再建はなり、商船三井の傘下に組み入れられました。
こうして私を過酷な暗闘へと使送した嵐船長との暗黙の約束が果たされ、このフェリー会社は残り、私なりの信は立ったのです。
一介の支店長代理が頭取との駆け引きに勝ったのですが、度々融資したくなかった審査部や頭取を欺いたと言うべきでしょうか、私は完全に干されてし
しまいました。

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左から由布岳・鶴見山
農園から望む風景


 
この物語に登場した男たちのその後をお知らせしておきましょう。
共に戦った北九州の重量物運搬会社の会長が数日前に鬼籍に入りました。
人生の中で最大の喜びは人を知ることや出会いにあり、最大の悲しみは人を失うことです。
人を動かす力を持った温厚豪胆な嵐船長は静かな余生を送っていたそうですが、その後の消息は知りません。
私に大きな影響を与えた都銀の支店長はその後、あまりにも出来過ぎていたため、上層部に恐れられたのかもしれません、常務取締役止まりだったそうです。
信託の審査部長とはその後もやり取りがあり、鉈でぶった切るような豪胆なやり方にご忠告は差し上げたのですが、やり過ぎて首になってしまったそうです。
歴史はこのような名も無き人達によって動いているのです。昭和の時代は数少ないですが、サムライ達の時代でした。今の時代は損得の時代なのでしょう。サムライ達は居なくなってしまいました。
この昭和の物語はこれで終わりです。機会があればまたお話いたしましょう。

むかし野菜の美味しい野菜ー8月最終週

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むかし野菜の美味しい野菜ー8月最終週

 
 
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胡瓜の棚
胡瓜・ズッキーニ・茄子などは水やりをすればするほど、実を成らしてくれます。

日中37度の気温の中で畑作業を行っております。地表面の温度は50度以上です。パートさん達は朝6時から10時までの4時間働いています。
それに合わせてスタッフ達も毎日農作業を行います。
「12時前後は畑に出るなよ」とは言うものの、皆それぞれの体調や都合に合わせて何とかやっています。
農園主は20数年間、朝から夕方まで畑に出ておりましたから万年熱中症の症状が出てきます。パートさんからは「日中は出なさんな!」と叱られております。皆、よく頑張ってくれております。

それでもこのところ、朝晩の気温に少しだけ涼しさを感じられます。
そうなると、「気圧配置が動き出すぞ!」との農業者の永年の勘が働いてきまして、畑は秋冬野菜の種蒔きのシーズンが始まります。
今週は堆肥を振り、胡瓜・秋のズッキーニ・人参・大根などの畝作りを行い
ます。
9月中旬頃から本格的な種蒔きが始まる前に、捨て植えと言って、できるかどうかわかりませんが、試し蒔きを行います。
この成功率は60~70%と見込んだら試し蒔きを行います。
この農業者の勘が野菜が次々と繋がって行くかどうかを決めてしまいます。
スタッフ達にはこの農業者の勘を如何にして身に付けてもらえるかが大きなカギとなります。
このように、露地栽培・自然栽培の承継者を育成するには少なくても10年はかかります。
自然栽培農家は地球や自然と一体となって行かないとできません。

(今週の野菜)

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カボス
農薬を使っていないのがお分かりでしょうか。

この時季のものはまだ果汁が十分ではないですが、香りカボスと言います。

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胡瓜
毎日水やりを行った結果、このように沢山の胡瓜が採れています
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三色茄子
紫もあります。食べ方は前回に説明しています。
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紫大長茄子
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ズッキーニ
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加茂茄子・翡翠茄子

食べ方は前回のブログにて説明していますが、半割にしてみりん・味噌などを付けてオーブンで焼きます。

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路地ニラ
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蔓緑

お浸し・素揚げ・天ぷらなどでどうぞ!

(その他野菜)
オクラ・ピーマン・万願寺とうがらし・黒陽茄子・ゴーヤ・じゃがいも・
漬物

むかし野菜の美味しい野菜ー8月三週

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むかし野菜の美味しい野菜ー8月三週

 
 


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三色茄子ー緑
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三色茄子ー白

今週の野菜


しばらくぶりにスーパーを覗いたら、野菜の価格がかなり上昇している。
確かにこれだけ気温が上昇し、雨も降らないとすれば当たり前のことですね。
当農園は市場とは連動していないので価格はほぼ一定にしているので、
このように野菜が乏しくなると、安く感じてしまいます。
元々、それほど高くはしていませんが・・・
今日もスタッフは出荷が一段落したら、せっせと水やりをしています。
タンクに積んでポンプで散水する。今はこれが日課です。
そのおかげで茄子類が一気に最初の最盛期を迎えてきました。
農園では4種類の茄子を育てています。
それぞれ食べ方が違います。ここに紹介しておきます。

(黒陽茄子・紫長茄子)
むかしながらの茄子で、安定的に味のバランスが良い。
焼きナスが一番のお勧めですが、他に味噌との相性は良い。
焼くように炒めながら味噌を絡めていきます。
味噌汁には最高です。そうめんの残りがあれば茄子の味噌汁に入れて食べると食欲の出ないときには食べやすいですよ。

(加茂茄子・翡翠茄子)
食味が優れており、これは味噌焼きにします。
半割・若しくは厚めに切った茄子に甘味噌と木の芽などを加えて
オーブンで焼きます。

(三色茄子)
アジア系(南方)の茄子です。紫・白・緑とあります。
これは油との相性が良いので炒め物に適しています。
素揚げ・天ぷら・マーボ茄子・揚げびたしなどなど。

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翡翠茄子
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黒陽茄子
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胡瓜
歯切れが良い。炒め物にも合います。若干火を通して酢漬けにも。
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蔓緑
お浸し・刻んで納豆と合わせ(酢・みりん・醤油)・素揚げや天ぷら
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オクラ
ネバネバ系として蔓緑・納豆と併せても
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ピーマン
雨が少ないので肉が薄くやや硬いです。最初の最盛期を迎えています。サラダ的にも。
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カラーピーマン

(その他野菜)
南瓜・紫蘇・ズッキーニ・トマトソース・三色茄子・万願寺・伏見トウガラシ・漬物などが入ります。

むかし野菜の美味しい野菜ー8月二週

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むかし野菜の美味しい野菜ー8月二週

 
 
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二番の畑ー黒陽茄子
ようやく一か月半ぶりに雨が降り、茄子が旺盛に茂り始めました。
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黒陽茄子
昔ながらの茄子です。焼き茄子が美味しい。味噌との相性が良く味噌田楽などが美味しい。
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三色茄子
これは白茄子です。他に緑と紫があります。この茄子は油との相性が良く炒め物にします。
素揚げ・天ぷらなどにどうぞ。マーボ茄子は少し味噌を加えた方が美味しく食べられます。

野菜達は台風13号の影響で若干の雨が降り、一息しておりますが、すでに畑の表面はカラカラに乾き始めています。
今週末頃からまた、散水しなければならなくなるでしょう。
ただ、このところ、日差しが柔らかく気温も33度ほどに落ち着いており、
農作業は幾分しやすくなっています。
台風がまた来ないかな!と期待する毎日が続きます。

農園日誌も頑張って書いておりますので、是非読んでみてください。

(今週の野菜)

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蔓緑
お浸しが定番ですが、軽く炒めて食べるのも美味しいでしょう。
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バジル
オリーブ油・塩コショウを加えてペーストにしても良い。
パスタが美味しい。
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黒陽茄子
増量でお届けします。
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三色茄子
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伏見とうがらし
素揚げ・天ぷら・炒め物に。牛肉と一緒にしぐれ煮にして豆腐などにトッピング
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胡瓜
収量が少なく少量での配送になります。
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香りカボス
皮を薄く剥き汁物・味噌汁に加える。果汁はまだ少ない
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ピーマン
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オクラ
ネバネバ系と言うことで蔓緑と一緒に細かく刻んで酢・みりん・醤油・砂糖を加える