28.7.18(月曜日)晴れ、最高温度32度、最低温度23度
出荷選別中のトマト
夏野菜が育ち切っていないこの時季、何か柱になる野菜があれば、このミニ端境期を凌いで行ける。
先日も北海道のレストラン、「オネット」から電話があり、「どうしたんですか?野菜が異常に少ないが、頼みますよ」との内容。
永年、むかし野菜を中心として料理の組み立てを行ってきた飲食店としては、うちの野菜が途切れると、他の野菜では代用がきかないため、調理方法から、メニュー
構成まで、全てが変わってしまう。それでは、お客様が納得しない。
永年取引の飲食店は死活問題となるのが分かっているだけに、四季には必ず訪れる端境期は、農園主を悩ませ、追い詰めていく。
今年の梅雨時期の雨の多さはやはり異常というべきでしょう。夏野菜の根は酸素不足となり、茶色くなってきており、仮死状態。今、急ピッチで中耕(畝上げ)の最中。
根に酸素をやり、復活してもらわねばと頑張っております。
最近取引を始められた個人消費者の方からも、あっという間に野菜が無くなってしまいます。もっと多く野菜を送ってくださいとの連絡が入る。
そんな時、梅雨明けと共にやってくるトマトの最盛期に、今年も間違いなくトマトが
山のごとく収穫できている。本当に親孝行な息子と娘だとトマトに感謝。
それも瑞英トマトはぼちぼち最盛期を終える。代わってフルーツトマトが今から最盛期に入ってくる。
梅雨明けと共に、ピーマンがようやく全員の方に届けられるだけの収量が追い付いてきた。次は伏見とうがらしが枝に一杯の実を付け始めているし、茄子は何とか復活しそうで、現在、実を付ける準備中に入っている。
皆様にお詫びしなければならないのは、わずかですが、お送りした万願寺トウガラシの一部が異常に辛いようです。お子さんには注意してあげてください。
じばらく、出荷を見送ります。
これから、太陽が顔を出し始めて、強烈な暑さが万願寺の実を色づけさせてくれます
(特有の黒いゼブラ模様)そうなると、辛味成分が中和され、旨みに代わってきます。
(今週の野菜)
選別を終えたトマト
これから袋詰めを行う
瑞英は調理に向きます
と説明しても、どうやら
調理するまで持たない
ようですね。
皆様から調理して食べましたとのメールは一通も届きません。
先日農園に野菜を取りに来られるお子様連れのお客様に、瑞英と桃太郎(間違って種を仕込んでしまった少量の桃太郎トマト)を食べ比べて頂きました。
元来は、酸味の嫌いなお子様用に開発された品種が桃太郎です。同じく草木堆肥で同じ程度の土作りが出来ている圃場での両トマト達でしたが、うちのトマトの場合、
軍配は瑞英に上がったようです。
子供さん曰く、「断然こっち(瑞英)のほうが美味しい」とのことでした。
これでは、調理に使わないのも当たり前かもしれません。
農園主は、ひそかに「ニンマリ」。
桃太郎全盛期にも、頑固に瑞英のみを作り続けてきた農園主の「勝ち」でした。
やはり、何が何でも甘いほうが良いと言う市場の価値観に今後とも挑戦し続けて
いきます・・・「野菜半来の美味しさを追求します」
蔓紫
わずかにぬめり
があり、別名、夏ほうれん草。
これから徐々に
出始めます
お浸し・天ぷら
などが美味しい
独特の臭みもありません。
ピーマン
肉厚・ジューシー&
旨みがあり、苦みは
ほとんど感じません。
とは言っても、農園主の口にはまだ入っておりません。
子供さんが大ファンであるのがうれしい。
青紫蘇
薬味以外には、
パスタ・天ぷら
焼きめしなどが
美味しいのでは。
今回同封しました
味噌に混ぜ込んで
みても美味しい。
味噌
今回お送りするのは
去年11月に漬けこんだものです。
まだ、麹臭さが残り、塩辛さが勝っています。
熟成手前の味噌です。
それでも旨みは出ております。
原料は全て完全自然農のお米と大豆です。
(その他野菜)
じゃがいも・赤玉葱・にんにく・露地ニラ・空心菜・胡瓜・白瓜・茄子・牛蒡・バジル
キャベツ・玉葱・パープルアスパラなどの混成メニューになります。
もうしばらく我慢してください。申し訳ありません。