今週の野菜

30.7.9(月曜日)晴れ、最高温度33度、最低温度24度

イメージ 1
               土砂降りの雨が続いた農園

 集中豪雨がここ大分にも降り続いた。鍋をひっくり返した雨という表現にぴったり。
雨が引いた後、畝間が見えにくいほどに、土が流れ出して、埋まっている。
こうなると、夏野菜は萎れ始める。根の呼吸ができないからです。
明日は草木堆肥による追肥施肥と同時に畝揚げ(中耕)をしなければならない。

イメージ 2
根呼吸ができなくなり葉っぱが萎れ始めている茄子。

今日出荷日にもかかわらず、中耕作業を
一人行う。鍬が重たい

七星テントウムシ(害虫)により、葉っぱが食い荒らされている。
葉っぱ一枚一枚、めくり、虫を捕殺していく。


トマトの話
当農園は、全国でも珍しい露地トマトだけを栽培しております。
品種はトマト本来の味である酸味と香り、そして旨味が出る瑞栄とフルーツトマトです。
米糠・油粕などの窒素分の高い肥料を使うと甘味は出てくるのですが、逆に味と香りや旨味が減退してきます。そのため、低窒素の草木堆肥しか使いません。
甘さだけを追求している現在の流通、従って一般消費者の好みに合わせてはおりません。その意味ではむかしながらの懐かしいトマトの味を追求しているのが当農園の考え方です。
欧州をはじめ諸外国では、トマトは酸味と旨味が重要視されており、主には調理用(旨味の元を活かした使い方)に使われております。
勿論、生食でもそれはそれでむかしトマトとして美味しいのですが、是非調理にお使いください。そうすれば、むかし野菜のトマトの本当の美味しさが分かって頂けると信じます。
 
※トマトは太陽の子です。そのため、一番・二番果の出始める梅雨時季のトマトは、雨が多く、湿度も高く、割れたり、傷みやすくなります。そのため、熟す前に収穫しないとなりません。梅雨時期は香りは高いのですが、
味が薄く糖度もあまり上がりません。
太陽の出る季節になりますと、味香り・旨味に加えて糖度も増してきます。
今からが夏本番です。

(今週の野菜)

イメージ 3
イメージ 4










梅雨も終わり、いよいよトマトの季節になりました。
瑞栄・フルーツトマトの両方を増量にてお送り致します。
最盛期はこれから8月初旬頃まで続きます。

イメージ 5
イメージ 6










山菜採りの名人、河野さんがミョウガを持ってきました。
皆様には小葱・紫蘇の加えてミョウガをほんの少しだけお送り致します。

イメージ 7
イメージ 8










夏野菜;茄子・ピーマン・ゴーヤのいずれかが入ります。

イメージ 9
とうもろこし

まだ少し早いかも入れません。
一本しか入りません。

とうもろこしには芯喰い虫が大量に発生し
成熟する前に、卵を、
産み付け、中で孵化します。始末に負えませんね。
農薬を使わず、手で捕殺しております。

イメージ 10麦御飯セット

今年は昨年度の品種とは違います。
やや黄色みがかっております。

茶色いのが古代小麦ですが、去年よりやや大きく成長しております。




麦ご飯セット
裸麦(大麦から突然変異で殻が剥がれやすい麦の品種が生まれた)と古代小麦(日本古来からの原生種で一粒小麦、餅麦の一種)を配合したもの。
米1カップにつき大さじ一杯程度を入れ、お米と一緒に炊き込む。
草木堆肥(低窒素)しか使わない自然農です。そのため、粒は小さいですが、裸麦から麦本来の味が、古代小麦からは香りが出て、お米の味を一変させます。
冷や飯になっても麦の嫌な香りは無く、むしろ、美味しさを強く感じます。
※殻や土などは除去しておりますが、どうしても若干混じりますので、よく洗って下さい。

イメージ 11
ビーツの話
(ロシアンボルシチ
材料は、トマト・じゃがいも・玉葱・人参・キャベツ・ズッキーニなど煮込みのできる野菜なら何でも良い。
先ずは基本通り、ニンニク・玉葱・生姜などのみじん切りを炒め、そこに、牛・マトンなどの角切り肉や野菜の大きめのサイズにカットした野菜(ビーツは角切り)を一緒に炒め、(トマトは3ケほど入れたほうが美味しい)たっぷりの水で煮込みます。
調味料は塩胡椒で十分ですが、隠しに醤油・ソース・酢を少々加える。
野菜は日本のおでんと同じように取り出して食べ、スープとは別に食べることもできます。
(酢漬け)
ビーツは丸ごと頭を隠す程度の水で30~40分ほど煮込みます。
煮汁は、酢と砂糖を加えて火と煮立ちさせておきます。ビーツはスライスしてその煮汁に漬け込みます。酢は保存期間を延ばそうとすれば、多めに(煮汁の半分程度)入れます。
サラダのトッピングや料理の付け合わせなどに重宝です。

(その他野菜)

小玉葱・小じゃがいも・人参・万願寺及び伏見とうがらし・漬物・ニラ・にんにく・紫アスパラ・スモモ(河野さんが持ってきました)などが入ります。