24.5.21(月曜日)雨、最高温度21度、最低温度16度
露地苺の花、孫達が楽しみにして保育園の帰りに必ず立ち寄ります。草木堆肥で育った苺の味は甘酸っぱく、これぞ、「いちご」。皆様にお届けできないのが残念。
最近、野菜を取り始めた方々から、様々な問い合わせや質問・疑問が寄せられております。ここでまとめてお答えいたします。
「人参やキャベツ・根菜は無いのですか?」青物野菜が多い!との内意でしょうか?
畑には季節の野菜を段階的に収穫できるように、同じ野菜をずらして数畝育てておりますが、珠には途切れることもありますし、時には同時に大きくなってしまい、同じ野菜が
溢れてしまうことも多々あります。今がその時季で、続いて小松菜・青梗菜を出荷中。
人参は極寒の2月に種を蒔き、苦労して発芽させて、5~6月初旬にようやく出荷できるようになります。
旬菜が露地栽培の特徴です。季節を感じながら、野菜を楽しんでください。
旬菜が時候に一番合っており、その時が一番美味しく、一番栄養価が高いのです。
「野菜がみな険がなくやさしい味がします。何故でしょうか」この方は、野菜を取り始めて確か三ヶ月ほど経っております。
野菜の美味しさは、その旨みと食感にあり、只、甘いのとは異なります。
そして、味香り・食感・旨みのバランスが大切なのです。岩塩と精製塩の違いは雑味が
あるかないかです。その雑味の正体は実はミネラル分なのです。
糖質・ビタミンが多い野菜は低窒素だからこそ出せるのです。又、繊維を感じさせない葉肉などの厚みは低成長だからこそできるのです。
これらは人間の技では決してできません。植物性堆肥(木・葉・草)とそれに含まれた
微生物・放線菌が作り上げた土壌にその源があります。
「灰汁やえぐみを感じないのはどうしてですか?」この方はかなり料理をしてきた方のようです。
草木堆肥により、畑に人為的に自然の土(生命の自然循環ができている土)を作り上げました。それも5年以上の年月をかけて。
皆様は野山の山菜を食べたことがありますか?決して灰汁やえぐみを感じません。
それこそやさしい味がします。
化学肥料た畜糞を長年投じてきた土はどうしても窒素過多・塩分過多・燐酸過多になっており、この土からできた野菜には灰汁やえぐみを感じてしまいます。(化学物質などがそれをさらに増幅させている)
例として、舌の先では甘み・辛味などを感じますが、舌の付け根(奥)ではその苦味・えぐみ・灰汁などを感じます。同時にその部分は旨みをも感じます。
つまり、えぐみ・灰汁などと旨みは実は紙一重なのです。
野菜にはそれぞれに味や香り、独特のえぐみ(?)があります。それは人間で言えば
体臭のようなものです。これを無くしたら、それこそ皆同じ味香りになるか、まったく
味香り(個性)が無くなってしまいます。
自然状態に近い土壌はそれらの野菜の個性を活かしてくれる働きがあります。
うまく説明できませんが、おそらく、バランスの良いミネラル分が含まれ、微生物や放線菌が土壌を常にきれいにしてくれているお陰だと思います(自然の浄化システムか?)
思わず、前置きが長くなってしまいました。
(今週の配送野菜)
今の時季は豆のジーズンです。それも短い間に次々とメニューが変わっていきます。
スナップえんどう; 如何でしたか?ぷっくりとはちきれそうな実の味は!
(慣行栽培や通常の有機栽培ではまだ熟していない豆でないと固くて食べれませんが
むかし野菜ではこのぷっくりとした完熟した実でないとこの甘さは出ません)
完熟した実えんどうの豆を
お楽しみください。
表面にしわが出てきたら、完熟
の目安です。
甘みは減りましすが、替わりに
旨みが出てきます。
豆ご飯(豆臭い方には冷やして
から召し上がってください)
砂糖煮(少し醤油を入れる)も
美味しいです。私の好物です。
小松菜; かなり大きくなってしまいました。少し長めに火に通してください。
青梗菜; スナックえんどうや蕪と一緒に炒めて塩胡椒とオリーブ油で頂く。
(その前にさっと湯通ししてから調理、蕪は湯通ししない)
その変化バージョンがパスタですね。
大根の甘酢漬け; 大根の在庫が少なくなってきました。
サラダ蕪セット; 赤蕪と一緒に、
エシャロット; 写真を取りそこないました。らっきょうに似た食感と味?
○ 髭根を切らずに水洗い後、白根の部位と一緒に素揚げ、塩胡椒で頂く
○ フライパンで炒める(焼く)同じく塩胡椒で、肉との相性が良い。
○ 白根の部位を刻んでマヨネーズと和え、タルタルソースにして白身魚
のフライにかけるなど、(ドレッシングに刻んで加えるのも美味しい)
○ 葉の部位は葱の代用にも使える。
グリーンリーフレタス
(サニーレタスの親戚)
サラダに、レタス揉みに、
肉との相性は抜群。
酢飯を包んで手巻き寿司に、
洋風・和風のいずれにも
合います。
人参
お待たせしました。
黄色のは島人参の一種
生食を先ずはお勧めします。
その味香りと甘さをご堪能して
ください。
葉は軸のみ外して、衣を付けてフライに(海老・白身魚と)
さっと炒めても、お浸しでも
美味しい
(その他野菜)
大根
(つくし春という品種)
ずんぐりむっくりとした姿ながら、
味は繊細、春大根の代表品種
甘さ・旨み・果汁が多く
なんにでも合います。
表面の傷はセン虫の這った
跡です。(安全の印でしたよね)
にんにくの芽; 一部の方にしか行きませんが、
玉葱; 少し大きくなりました。早稲品種です。超極早稲はあまりの寒さに大きくは
育ちませんでした。
半結球レタス; くせの無い美味しさです。歯切れの良さが特徴。
紫大根; 摩り下ろして薬味として使ってみてください。