今週の野菜

28.2.1(月曜日)曇り、最高温度10度、最低温度3度

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                   冬は蕪・大根の季節

エルニーニョによりもたらされた暖冬の時季は終わり、一転厳しい冬の時季を迎えている。
本来2~3月に予定していた野菜達が暖冬により、一か月も早く出荷時期を迎え、
畑は在庫一掃処分のように、皆様へ、多めの野菜を送り続けてきた。
一転、今年に入ってからは、本来の冬に戻されて、今度は野菜の成長がぴたっと止まる。さて、今からが例年頭を悩ます厳しい出荷の時季になってきた。
これが露地栽培の厳しさです。

野菜の量も、アイテム数も少ない時は、無いなりに、皆様と分け合うことしかできません。農園スタッフ達にも当然に余り野菜(傷物)は行かないし、むしろ、少々傷んでいても、お客様が優先になります。
突然襲ってきた大寒波(氷点下ー6度)により、多くの野菜がかなりな規模で痛めつけられ、凍傷にかかって霜焼け状態となっている。
傷んだ部分は切り取っているために、普段の量の半分程度しか、嵩が無くなっています。

そんな中、最近になって新たな仲間に加わって頂いたお客様から、様々な要望が
届く。あれは要らない、これが欲しいなど、様々です。
漬物は食べない!大豆は要らない!じゃがいもは余っている!大根がもっと欲しい!茎野菜がもっと欲しい!などなど・・・
その度に、農園主は頭を悩ますのです。

これだけは分かっていてほしいと思うのです!

私たちグループは、仲間たちの健康を、補償するとまでは言いませんが、少なくとも皆様方の健康を守っているとの自負はあります。
また、畑にも、労力にも限りがあります。しかもハウス栽培ではなくて、野菜が最も栄養価に富み、美味しい露地栽培です。多くとれる時季もあれば、アイテムが偏ってくる時季もあり、勿論、厳しい時季もありますし、害虫の異常発生や天候不順もあります。

生鮮野菜だけでは賄えない場合もあり、漬物や大豆などのストックできるものも
時にはお出ししております。
それも、日本人がかっては健康であった時代の乳酸菌発酵食品や大豆たんぱくなどを摂取して頂きたいとの願いもあります。当農園の大きなテーマがこの「食育」であることも知って頂きたいのです。

勿論可能な限り皆様のご要望にはお答えしたいとはいつも考えております。
どうか、広いお心を持ち、私たちの試みを見守ってやってください。
そして、少しでも多くの同じ価値観を持っておられる仲間たちを増やしていきたいと願っております。

(今週の野菜)

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赤蕪

中蕪とセットです。

この時季の蕪は味に
深みがあり、焼き野菜
でも炒めても美味しいのですが、

是非蕪の酢漬けにして
ご家庭の常備菜として
お役立てください。


食感を楽しむため、焼いたり・炒めたりする場合は厚めにカットするのが望ましいのですが、酢に漬ける場合は、薄めにスライスして、召し上がってください。

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最も味が乗っている
時季です。

これもスライスして
酢に漬けても美味しい

やはり煮物に最も相性が良いと思います。
厚めの豚肉・魚・
揚げなどと一緒に
煮込む。


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味美菜・小松菜

この時季は筋を感じさせない柔らかさです。

一年のうちで一番美味しいですね。

味噌汁の具材、鍋、
すき焼きなどにどうぞ。





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冬の風物詩です。

スープなどの煮込み
パスタの具材
炒め野菜

そのためには、一度さっと茹でておき、
火を止める直前に投入
してください。
カンラン臭さが出ない。
食感や色も良い。


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人参

やさしい味ですし、食感は優れものです。

人参嫌いの方も大好きになります。

あまり火を通し過ぎないように注意。
半生でも食べれますので・・・



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さつまいも

安納芋、若しくは甘太
という品種

焼き芋が最も美味しい

調理には不向きかもしれません。

土中に埋め込んで保存しており、甘みが
乗っている。


(その他野菜)

キャベツ・白菜・青梗菜・ツァーサイ・サラダセットORレタス系・里芋・じゃがいも
セロリ・紫大根・露天原木椎茸などが入ります。

アイテム数はこれから減っていきます。茎野菜は成長までに二週間ほどかかります。