2021.1.11(月)曇り、最高温度6度、最低温度-1度
農園は、今、厳冬期
畑は冬ごもり状態です。
1月に入ってからは、朝9時でも畑は凍り付いております。
当然に収穫はできず、日が昇り、11時頃になってようやく収穫を行います。
凍結した野菜を収穫しますと、再生しません。そのまま腐っていきます。
温度が5度程度になると、しなっとなった野菜も蘇ってきます。生命力の凄さ
ですね。厳冬期の野菜達はこれを毎日繰り返しているのです。
中には、再生しなくなってそのまま落ちていく野菜も出てきます。
成長は止まり、生き残りを掛けて野菜達はひたすら耐えているのです。
その生きるための頑張りを農業者達は支えるために、トンネルを掛けたり、
不織布を掛けたりと、できうる限りの防寒対策を施し続けております。
そのため、この時季は出荷できる野菜が減ってきます。
これが露地栽培であり、自然野菜なのです。
皆様はハウス内でぬくぬくと育った野菜では無く、極寒に耐え抜いた生命力の
塊を頂いているのです。どうか野菜達を慈しんでやって下さい。
(今週の野菜)
聖護院大根・大根; 実は緻密で味は濃い。聖護院は煮物が特に美味しい。
さつまいも; 寒に弱いため、土中に穴を掘り保存していたものです。
甘味旨味共に強く、何にでも使えます。子供たちは素揚げが
大好きです。ところどころ切った跡がありますが、これは
寒による腐りが入っていないかを確認したものです。
葉物各種; この極寒の時季、貴重な葉野菜です。実に美味しいです。
じゃがいも;寒に晒されたじゃがいもは特に美味しい。甘味さえ感じます。
人参; 赤と朱。金時人参は特に糖度が高い。
サラダセット; アイテム数がやや少ないです。
蕪類; 中蕪と色蕪
ビーツ; 実や茎にアントシアニンが一杯。茎は炒め物に。
この時季のビーツはやはりボルシチですね。
あまり難しく考えないでください。ビーフシチュウにビーツの細切れ
が入っているだけです。具材はじゃがいも・玉葱・葱・蕪・人参
などで、牛肉の角切りとコンソメスープの素で十分です。
(その他野菜)
一本葱・漬物・干物・ブレンド小麦粉・セロリ・餅などが入ります。
ブロッコリー・キャベツ・白菜などは二週間後位には入る予定です。
勿論天候次第ですが・・・