今週の配送野菜

24.2.20(月曜日)晴れ、最高温度7度、最低温度ー4度
 
イメージ 1
剪定枝の破砕作業、葉や枝の中には無尽蔵かつ計測不能な種類の微生物・放線菌などが棲んでいる。例年の冬の作業風景。
 
今日も寒い朝、霜柱が6~8センチの高さに盛り上がっている。育苗ハウスの中の
やかんの水も凍る寒さ、収穫作業を行う。
さすがに朝早く野菜を収穫すると、茎が凍り付いており、切り取った後、蘇生しない
ため、10時頃からの収穫となった。
 
皆様、この極寒の中、野菜が配送されてくることに疑問を感じないのでしょうか?
通常であればハウス栽培の他は、野菜が成長することが可笑しいと言う疑問です。
今、配送している野菜の一部は、育苗ハウス内にて緊急事態として栽培はしておりますが、大半は露地栽培です。
今日、数年来、宅配している大分のお客様にその話をぶつけてみたら、
「佐藤さんから言われなければ、疑問に感じたことも無いです。大変なのですね。
 そう言えば、異常に寒さが続きますね。野菜が届くことが当たり前になっていて、
 これからは、一層大切に食べます」と、何だか押し付けがましくなってしまい、
「いえ、野菜の生命力の凄さを説明したかったのですよ」と・・・
 
冬野菜のトンネル管理は実に難しく、少しでも温度が上がると、寒に痛めつけられていた野菜は少なからず凍傷にかかっているため、その傷んだ部分から腐っていく。
又、トンネルをかけっぱなしにしておくと、ひ弱なもやし野菜が出来るし、この寒さの
中でも生き残っている害虫が繁殖し、気がつくと、野菜が虫食いだらけになったり、
跡形もなくなっていたりします。
 
そんなこんなの試練を経て、皆様の食卓に無事に届けられる野菜達は本当に凄い
生命力を持っています。偉大な自然に感謝ですね。
 
(今週の配送野菜)
 
大根OR聖護院大根; ますます小さくなってしまいました。
 
ツァーサイ; 今、美味しいと一番評判が良いようです。
 
里芋; 土の中で保存しています。
 
かぼす; 中の果汁が少し木に戻っているようです。それでも果汁は一杯出ます。
 
サラダセット; 今回は佐藤雄二農園のもの。草木堆肥歴2年半のハウスものです。
 
サラダ小松菜; 同じく佐藤雄二農園のもの。
 
味美菜; くせの無い味。どのような料理にも使える。
 
イメージ 2
小松菜(露地栽培)
やや虫食いの跡があります。
 
しっかりとした肉厚な野菜に
なっております。
筋は口に残りません。
 
元来、小松菜は関東地域では一般的ですが、実は九州地域では
あまり好んで食べられていなかった
ようです。
 
 
 
サラダ蕪; 一部に長くなった実ができました。これも地中温度が低いためです。
 
洋ほうれん草; まだ小さいですが、ほのかに果物の香りがします。サラダにも可。 
 
 
イメージ 3 
高菜漬け
 
去年の冬に漬け込んだ
古漬けです。
最後の一樽です。
 
しっかりと熟成しており、
奥行きの深い味がします。
残念ながら私達の口には
入りません。
 
 
 
(その他野菜)
 
人参・原木椎茸・芽キャベツ・春菊などが入ります。
 
PS.
後、二週間もすれば、サニーレタス・サンチュ・グリーンレタス、赤蕪などが出てくる
予定です。気温が上がればですが・・・