24.2.27(月曜日)晴れ、最高温度8度、最低温度0度
一瞬、多種多彩な野菜が豊富にあるような錯覚に捉われる。実は繋ぎ合わせの
野菜達の出荷風景。全員に同じ野菜が届けられない。
今年の冬は記録的な寒さの連続。野菜不足はかなり深刻さを増す。
畑には空いている処がないほど、野菜が植わっているのに、どれ一つとして、満足に成長している畝はない。半分以上が寒による凍傷にかかり腐ったように落ちていく
成長が止まっているもの、地温の低さにより、丸く、太くならない蕪や大根。
長くトンネルの中にいるため(剥ぐことすらできない寒さのため)、害虫に食べられている野菜。
何度も、今も、何時、休園にしようかと悩む日々が続く。一方では、美味しい野菜を待ってくれている方々がいる。悩み続けながら、行くところまで行くしかないと開き直る明日が見えない戦い。露地栽培による美味しさの代償ですから、止むを得ないのかも・・・
春よ、来い!早く、来い!
又、明日からは冷たい雨の日々が続く。今度は日照不足か・・・
そんな中、今日初めて、金時人参を掘ってみた。正月には成長不足で出荷を見送っていたもの。
実にうまそうな色とサイズに育ちあがってくれた。今日の目玉商品です。
(今週の配送野菜)
これは日本のむかしからの人参。
香りが強く敬遠しがちな
品種ですが、内の二番の
畑(最高レベルの土)で育ったものは、甘く、上品な
香りと柔らかな食感があり
一級品です。
加熱時間は控えめに!
河野農園の大根
(赤ラベル級)
味はまだまだですが、
極寒の中で育っており、
細く小さいですが、
そこそこに美味しく仕上がっております。
大根葉も貴重品です。
小松菜; 小さいですが、筋が口に残りません。美味しいです。
ほうれん草; これも小さいですが、ほのかな芳香がし、サラダでも美味しい。
根元はソテーにでも(バターもOK)
原木生椎茸(冬子)
黒っぽい品種、見た目は悪いが味香りは最高品種
直火で焼いてカボスで・・
バター炒めなど、
汁物にも香りが移り
美味しい。
この時季の原木自然栽培
の生椎茸は実は貴重品
成長が遅く、味香りともに
最高になります。
漬物; 最後の高菜の古漬けなど、
九条葱; 最後になります。美味しいですね。
サラダセット; 育苗ハウスで緊急避難的に栽培した物、やや味香りが落ちるが、
それはそれで柔らかく美味しくできております。
(赤い色の葉はビーツです)
ツァーサイ; 益々味が乗ってきました。
(その他野菜)
サラダ蕪; 左は小さい時に極寒を越したもの、右は極寒をしのいだもの。
そのため、丸く太りきらず、細く伸びてしまった。
寒キャベツ; 越冬したもので、歯ざわりが極めてよく甘い。
かぼす; やや柔らかくなってきました。
ブロッコリー; 二番果です。