23.10.31(月曜日)晴れ、最高温度24度、最低温度17度
2日間雨が降り続いて、この季節としては、気温が上がり、水菜・青梗菜などの一部
が腐り始めている。今年は暖かく、雨が多いのか、草取りをまめにしないと、又、
被害が発生しそうです。風通しが悪いとこのようになり、野菜作りの難しさです。
今回は、草木堆肥使用のむかし野菜作りに以前からチャレンジしてきた河野さん
の畑から記念すべき初出荷が行われます。
まだまだ、土作りを始めたばかりですので、味香り・食感などは望むべきもなく、
赤ラベル級の初期段階の野菜です。野菜はサラダセットです。
まだ早いとは考えたのですが、一生懸命に野菜を育てております。後進の指導や育成は私に課せられた使命としており、皆様方にも是非御協力いただきたくよろしくお願いいたします。
赤ラベル; 草木堆肥歴、3年未満、土の中に微生物層や放線菌などが十分には
繁殖しておらず、ある程度の生命体系が出来上がるためには、ほぼ
3年は必要です。
(野菜にほのかな味香りが出てくるまでに2年近くは必要です。)
銀ラベル; 草木堆肥歴、3年以上、5年未満、この段階になると、土の中に
有機物残渣の蓄積・ミネラル分のバランス・微生物体系が出来てきて、
土は団粒構造(水持ち良く、水捌けが良く、保肥力がある)に変化し、
自然循環の構造が出来上がる。
(野菜は歯切れがよくなり、味香りや甘みがあり、栄養価も高くなる)
金ラベル; 草木堆肥歴、5年以上、通常、微生物が生存し、生命体系ができている
層は20センチか30センチが限界と言われています。
この段階の土は団粒構造が30センチ以上の深さに達し、微生物の生 命層は50センチにも及ぶ。土は50センチの深さまで腐食が進んだこと になる。
(野菜は繊維を感じさせない歯切れを持ち、味香りが深く、旨みが出てくる
又、灰汁がほとんど出なくなり、灰汁が旨みに変わり、やさしい味になる)
※人間の舌は、その先端で甘みを感じる。舌の奥のほうでは苦味やえぐみを感じる
金ラベル級の野菜になると、えぐみや灰汁が旨みに変化する。まさに紙一重の
違いではあるが、これが大きな違いとなり、栄養価(ビタミン・糖質・ミネラルバラン ス)が高い野菜ができあがる。
※尚、佐藤自然農園がお届けしている野菜は、特別に表示が無い場合は、
全て当農園の畑で生産されたものであるか、当農園の直接的関与した畑
(生産指導や共同研究と日常生産管理中)において生産されたものです。
当農園の畑は全て金ラベル級にまで土が育っております。
(今週の配送予定野菜)
サラダセット
水菜・サラダ小松菜・マスタード・
辛し水菜が入っております。
味香りは薄いが、無農薬・草木堆肥
で育てました。
河野さんご夫婦です。よろしく!
まだ2反(約600坪)の畑ですが、
これから徐々に広げていき、
7反程度の農園になります。
秋蒔き大根
9月初旬に種を蒔きました。ようやく
美味しい秋大根ができました。
以前、お届けした夏大根のような
苦味もなく、葉っぱも柔らかく美味しい。
煮込んでも煮崩れしません。
でも一度おろし大根で召し上がって
みてください。
茄子; 寂しいですが、今回で秋茄子は終わりです。茄子が終わると本格的な
根菜・葉野菜のシーズンを迎えます。
ピーマン・万願寺とうがらし; これも後、3週間程度で終了します。夏のなごりの味
を楽しんで!
ごぼう(短小)
香りや旨みは皮の部分に多くあり、
皮は剥かずにお使いください。
この自由闊達に広がった根は
土の柔らかい処や、栄養を求めて
広がったものです。
青梗菜
今秋、初めてです。
まだ小さく味の乗りは薄いですが、
しゃきしゃき感があり、久々の青野菜といった感じです。
枝豆(黒大豆);この段階は枝豆というより、サラダ豆になっています。甘みが薄くな った分、豆の旨みが乗ってきました。美味しいです。
にら;この時季は甘みが出てきており、さっと茹でて、お浸しにすると美味しい。
里芋;随分と大きくなり味が出てきました。
バジル
わずかずつですが、
味香りの乗ったバジルをお届け
します。
パスタなどに腕をふるってください。
凄い香りです。
(その他の野菜)