25.3.4(月曜日)晴れ、最高温度12度、最低温度2度
昭和初期の頃の子供は皆、このようにまん丸な目をしていた。
畑はトンネルが次第に剥がされ、草茫々の中に野菜が埋まっている姿が現れた。
除草が大変なのはまだ良いとして、トンネルの中で寒を凌いだ野菜達は、日照
時間が長くなり、暖かくなってくると、一斉に莟立ちをする傾向にある。
春が来た!さあ!子孫を残さねば・・・
こちらは大慌てで、そんな野菜の出荷をしないと、やがて花が咲き、茎が硬く筋張
ってくる。今回出荷する野菜達はほとんどがそんな野菜です。
ちなみに慣行栽培の場合は、花芽を持つ野菜は筋張って固くなり、食用には無理。
草木堆肥(低窒素・高ミネラル)で育った野菜だからこそ旨みがあり、柔らかく最高
の味を出してくれる。
(今週の野菜)
小松菜
全体的に白身がかってきている。
これが莟立ちの兆候です。
今までよりもやや固いかもしれ
ませんが、鋏を入れてみると、
柔らかい。
内は今日、小松菜を中心にして
様々な野菜を刻んで入れた
お好み焼きでした。
蕪の葉・セロリの傷んだ葉・大根葉・小松菜などなど、
青梗菜
小さい物も含まれているが、
すでにもう立派な大人。
鋏を入れると肉汁が飛んで
顔にかかる。柔らかい。
除草しながらの収穫作業。
煮込むととろとろの美味しさ
さっと炒めるとジューシーな
歯ざわり。
白菜; 巻かない白菜。一見固そうですが、これも煮込むととろとろです。
九条葱
(佐藤雄二さんの畑)
かれの畑も草木堆肥歴4年目
今が正念場の土作り途上。
食感はまずまず、
味もまずまず、
香りや旨みが未だ薄い。
残念ながら赤ラベルから
銀ラベルへの移行中の味。
来年こそ銀ラベルを目指せ!
※赤(3年未満)→銀(3年以上)→金ラベル(草木堆肥歴、5年以上)
大根
真冬に育ったため、
寒さで成長不足。
首の部位は寒で少し
やられているが、
味は最高。
大根サラダでも。
露天原木椎茸; 田北農園、やや開きかかってきた。気温が上がったようだ。
今までの最高級レベルからはやや味・食感が落ちるかな。
これもナチュラルですから、致し方なし。
さつまいも; 紅はるか(甘太)、二宮農園。蜜たっぷりの甘さが特徴。
焼き芋のようにして食べるのが一番です。てんぷらはやはり
紅東が一番美味しい。
漬物; サラダ蕪の甘酢漬。これは美味しい。大根とはまた一味違います。
サラダセット
今回は増量でお届けします。
KBC福岡の取材陣もこれには
驚きの連続でした。
これがないと過ごせないと言わ
れる方も多いようです。
作るほうはかなり苦労しており、
7~10種類の野菜をセットし
ますので、出荷作業もまた大変。
(その他野菜)
ツァーサイ・芽キャベツ・春菊・じゃがいもなどが入ります。
予告では、わけぎとなるはずでしたが、何分にも葉野菜の莟立ちのスピードが
早く今週は葉野菜が中心になりました。
近々、わけぎ・セロリ・レタスを送ります。