27.1.26(月曜日)雨、最高温度13度、最低温度7度
剪定枝破砕作業
奥に見える山のごとく積みあがった剪定枝。
葉っぱと枝に選り分けて枝を破砕し、葉っぱと一緒に溜めて置く。
この剪定枝等の破砕屑には計測不能な微生物や放線菌が棲んでおり、同時に、
ミネラルの宝庫。
これに草や少量の牛糞を混ぜ込み、草木堆肥とする。この堆肥がむかし野菜の
美味しさの基になる。これらの労力を経て土が年々活性化していく。
年に最低三回はこの堆肥を振る。この蓄積が土を育てていく。
草木堆肥歴3年未満が赤ラベル級、3年以上5年未満が銀ラベル級、5年以上に
なってようやく金ラベルの野菜となり、10年以上ともなるとプラチナ級か!
土は団粒構造となり、砂のようなふわふわの土となる。
当農園の難しさは、他の有機農家と連携がとれない。
むかし野菜の味香りや食感及び旨みが他の有機野菜や自然野菜と異なるため、
当農園と一緒のグループを形成するしかないことが最大のネックになっている。
(この草木堆肥を使用する同行の農人達が同一グループとなるしかないのです)
それが逆にお客さま(仲間達)の信頼を得ていることに繋がる。
例えば、寒冷地や温暖地など、他の地域の有機農家と連携すれば、同じ季節でも
玉葱やキャベツが皆様にお届けできるのだが、連携ができないため、冬の季節に
玉葱がない、キャベツがないということになる。
○○が欲しいと言われても、これは我慢して頂くしかなく、旬菜を食べて下さいと
言うしかない。ご理解いただけましょうか?
それでも皆様が飽かないように様々な種類の野菜を途切らすことなく、工夫しては
植え込んで育てています。例えば、今週入る芽キャベツなどです。
(今週の野菜)
この野菜は冬期に芽を
付け、1月の野菜の乏しい
時季に収穫できる実に
親孝行な野菜です。
このままスープなどに入れるとカンラン臭くなります。
一度、湯がくか、チンしてから、スープの出来上がりに
合わせて投入します。
下処理して置けば、サラダ
炒め料理・パスタなどに
使えます。
サラダ蕪
冬季のサラダ蕪は、
甘さが乗り、美味しい。
煮込みには不適です。
これも一度チンしたり、
さっと湯がいて置き、パスタや焼き野菜などにも良い。
基本はスライスしてサラダ
が美味しいです。
青梗菜・味美菜
凍傷にかかったものも
あり、やや傷んでいる
ものもあります。
それでもこの時季の
青梗菜は柔らかく
旨みが詰まっています。
鍋・すき焼き・炒めなど
用途が広い。
大根・サラダセット・さつまいも・里芋・じゃがいも・生椎茸などが入ります。
漬物: 辛し菜の漬物若しくは大根の甘酢漬け
辛し菜は細かく切って熱々のご飯と一緒にどうぞ。
(その他野菜)
セロリ・ツァーサイ・小松菜などが入ります。
セロリですが、数人の方々からこれは食べれないので外してくださいとの声が届く
もしも苦手意識をお持ちの方は、セロリを刻んでにんにくなどと合わせて下処理
にお使いになられてください。
スープやカレーなどの煮込み料理には欠かせないスパイスです。
若しくは、他の野菜と一緒に炒めてみてください。
以上の回答をお送りしましたら、皆様、いずれも美味しかったとの返信を頂く。
このようにして、当農園のセロリはいつしか食卓になければならない食材として
皆様に愛されております。
ネバーギブアップの精神で、何とか全ての野菜を食べて頂く努力を日夜続けております。
来週は農園名物の巻かない白菜・九条葱・かぼすをお届けします。
と言えば、鍋料理ですね。今回は農園スタッフの口にも白菜が入ると思います。
スタッフ一同も、美味しい巻かない白菜を待ち望んでおります。