今週の野菜ーミニ端境期

27.2.2(月曜日)曇り、時折晴間、最高温度8度、最低温度ー1度

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5・6番の畑、ここには大根・蕪類・漬物用の高菜やからし菜のほか、春先出荷予定の大根類・レタス系野菜・キャベツ・ブロッコリーや玉葱などが入っている。
寒さに耐えて縮こまっており、ひたすら春の到来を待っている。ここの畑では寒さに弱い野菜はトンネルと織布のベタ掛けにて防寒対策を施している。

寒々とした冬の空、二月になるというのに、朝方は必ずといって畑は凍てつく。
今日などは霜柱を踏みしめながらの収穫作業となり、葉野菜の収穫開始時間が、
朝の10時前後となった。皆、凍りついている。
寒で成長が遅い野菜達は、生き残ったものから間引き出荷を繰り返し、次第に在庫が乏しくなっていく。ミニ端境期の到来である。

極く最近、新規のお試しセットのお申し込みがあった大分のお客さまから、次のようなメールが届いた。
「さつまいもは甘太くん(紅はるか)しか食べません。他のサツマイモは入れないでください」と・・・

そこで概ねこのような回答を送った。
「農園直の取引、ことに難しくリスクの高い露地栽培では、畑の出来合いの野菜を
食べて頂くしかありません。さる有名レストランから時折、○○を何ケ程度欲しい
などのお申し込みも頂きますが、上記の理由で全てお断りをしております。
年間100種類にも及ぶバラエティに富んだ野菜を公平に皆様にお送りしており、
万遍なく、好き嫌いなく旬菜を楽しんで頂くことが当農園の考え方です。
そのため、今週の野菜などのブログにてむかし野菜の旬菜の食べ方を毎週皆様に紹介しております。そのため、代表的な例としてセロリは食べたことが無いお客さまの多くをセロリ好きにさせたことも多々ありますよ。
野菜はエグミが無く、筋を感じさせない美味しい野菜(むかし野菜)は皆様の健康を
担っていると自負しております。
それでもどうしても食べれない野菜があった場合は、削除しております」

「紅はるかは、焼き芋系のようなスウィートには合いますが、二三回食するとやはり
飽きがきます。その点、紅東や在来固定種のなると金時などは料理にも使えて
さつまいも本来の味と美味しさがあります。長年愛されてきた品種はだから強いのですね」

結局は、お試しセット一回にて終了とのはじめての記録ができてしまいました。
皆様方はこれをどのようにお考えでしょうか?昨今の一般の消費者が陥り易い考え方ではありますね・・・
次回の農園日誌では詳しく農園の考え方を紹介いたします。

(今週の野菜)

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中蕪
去年の10月末頃に種を蒔いた蕪がようやくこの程度の
大きさになりました。
それでも後が続きませんが・・
極寒のせいです。

この品種はサラダでも良い
のですが、煮込みにも相性が
良い品種です。
別のサラダ蕪と使い分けてくださいね。(サラダ専用)


イメージ 3ツァーサイ(中国菜)

この野菜は規格が揃いにくいのと、袋詰めが難しい
ために、市販されていない
それに食べ方が分らないことも大きいようです。
やや苦味があり、甘さと味が独特。莟立ちが始まりました。



炒め野菜は一般的ですが、実は煮魚との相性が実に良い。あまり長く煮込まないことです。

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巻かない白菜です。

随分と待ってはおりましたが、巻かないと判断。
全葉が青々として、栄養価
を一杯に溜め込んでおります。

刻んでサラダや刺身のつま
に、しゃきしゃきとした食感と旨みを楽しんでください。


それに飽いたら、炒め物や鍋・すき焼きに是非どうぞ!商品になり損ねた巻かない
白菜は農園スタッフが狙っております。

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成長不足で大人になった
九条葱。

一本葱は甘み、九条葱は
香りと言います。
料理の万能選手ですね。

すき焼き・鍋・卵焼きなど、
楽しんでください。それにしては少なすぎますが・・
ご勘弁ください。
これで精一杯です。


(その他野菜)

漬物(辛し菜や大根の甘酢);辛し菜は塩辛いのでさっと流水で洗ってください。

お餅;おそらくは今年最後になると思います。
 
 
着いたら、すぐに食べない分は冷凍にしておいてください。

生椎茸・ブロッコリー・小松菜・里芋・さつまいも・南瓜・じゃがいも・大根・芽キャベツ
などが入ります。

赤系の野菜がほしいところですね。来週は何とか、小さい赤蕪・小さい人参などを
考えております。皆様で暖かくなる日が早く来るように祈っていてくださいね。