今週の野菜

29.2.13(月曜日)晴れ、最高温度10度、最低温度1度

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 氷点下となる強い寒気がやや遠ざかって行っているようです。
こういう時季が実は一番野菜の管理が難しいのです。
朝は氷点下に近く、昼は12~15度に気温が上昇すると、ビニールトンネルは欲しいが、昼間、トンネルの中は30度以上になり、野菜が蒸れたり、大量のダニがが発生したりして、気が抜けないのです。

この時季、野菜の繊維は凍り付き、昼間に解凍する繰り返しとなり、次第に耐えられなくなってくるものはそこで腐ったり、命が尽きていきます。
出荷選別には注意しているのですが、中には野菜の内部から傷みが入り、表面に見えないものもあり、皆様にはご迷惑をおかけしております。

当農園は完熟野菜を常に目指しており、傷みが早くなるものもあり、生産者だけではなく、消費者の方にもリスクは出てまいります。
その点をご理解ください。

「完熟野菜」
窒素土壌(化学肥料や畜糞など使用)で育った野菜は、成長酵素ミトコンドリアが増殖し続けて、成長が止まらず肥大化し、成長途上で出荷となる。
他方、成長途上で窒素分が切れる土壌で育った野菜は、ミトコンドリアが消えて、
完熟へと向かう。
つまりは、成長が止まると野菜は生き残ろうとして、自ら蓄えたでんぷん質等を分解し、糖質やビタミンへ転換し、甘く栄養価に富んだ野菜となる。
これが完熟野菜の生理です。
草木堆肥にこだわる理由はここにあります。野菜が成長を始めて2~3カ月ほどすると、草木堆肥を施肥した土壌では窒素分の供給量が急速に減ってくるのです。
これが「窒素を切る」という、むかしの農業者がやってきたことなのです。
蛇足ですが、草木堆肥には豊富なミネラル分が含まれているために、その土壌で育った野菜に、味香がよく、旨みに溢れているのです。

ついでにもう一つ。
よく、自然農(無施肥)で育った野菜は腐らないと言われておりますが、百歩譲って
腐りにくいとしても、栄養価がかなり低くなってしまいます。そのため、無味無臭の味がします。

要は、消費者が野菜に関する知識をもっと勉強して、ご自分の価値観に合った、どの野菜を選択するかですね。

(今週の野菜)

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白菜

今年も当農園の恒例の巻かない白菜です。

極寒になり、成長が止まってしまい、巻ききれませんでした。

それでも十分に完熟しており、葉緑素が一杯です。


繊維は感じず、口の中で溶けていき、味香豊かです。実感してみてください。

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九条葱

寒に当たり、甘味が
強く出ております。

元々、味香りの九条葱と言われており、
白菜には九条葱です。

最後の(?)鍋やすき焼きにしてお楽しみください。すき焼きには大根を忘れずに入れる?・・


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セロリ;寒に当たり、傷みが出ております。 レタス(サニー等);味噌で、ちしゃ揉みを但、一段と旨みが増しております。      適当にちぎって、砂糖を加えた味噌で
全草を使い切ってください。          揉みます。ちくわなどを加えても。
スープ・煮込み(カレー等)料理には
欠かせません。細かく切って炒めます。

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もみじスティック
赤大根

色鮮やかな紅色
輪切りにしてサラダに

やや厚くカットして
炒め野菜に。

少しチンしてサラダに
お使いになられても




(今週の野菜)

小松菜・味美菜・青梗菜・大根・里芋・赤蕪セット(サラダ蕪)・漬物・もち・椎茸
聖護院大根・金時長蕪・サラダセット・ほうれん草など、

来週は人参が入ります。