今週の野菜

27.11.9(月曜日)曇り時折小雨、最高温度23度、最低温度17度

イメージ 1
        草木堆肥の主原料となる剪定枝の破砕屑や葉っぱ
     (この中に無限大の微生物や放線菌及びミネラル分が含まれる)

最近のお問い合わせの中で、自然農について質問される方が増えている。
マスメディアや様々な専門雑誌などで定義される自然農の概念は「持ち込まない
持ち出さない」であり、土が自然状態にしておくと、純化し、無農薬でも育つ野菜が採れるというものだろうか。自然の力で自然状態に蘇っていくとの概念と思われる

どうやら、有機野菜が無農薬ではないと言う情報が行き渡り、畜糞多投の有機野菜への懐疑心からでてきたようだ。
確かに有機物を土壌に入れると、虫がその栄養素を餌にして虫が棲み付き、また
卵を産み、土壌に虫が増えていくことにはなる。そうなると農薬を使わざるを得なくなる。なにしろ、温暖化が進む日本では、原型を留めないほどに、野菜は虫の餌にされてしまうからです。

そこから導き出された農法が自然農の概念です。

それでは、皆様に逆に聞きたい。
もし、土壌(繰り返し野菜を作り続ける圃場)に外部から有機物を持ち込まずに、
自然の雨とそこに生える草だけで土作りをした場合、野菜の栄養価はどうなっていくのでしょう。
当然にその圃場は野菜という植物により、絶え間なく土壌のミネラル分を持ち出されます。空から降ってくる雨だけではその補給はできません。
さらに、窒素リン酸カリ他の栄養源が少ない土壌で育った野菜達は、デンプン形成が進まず、そうなると、完熟期にデンプン→分解→糖質・ビタミンに変化していくことが難しくなり、透明感のある味にはなりますが、糖質は薄く、ミネラル不足の土壌では味香りともに薄くなります。(→これは自然科学です)

無化学物質・無農薬にこだわるあまり、栄養価の薄い野菜を選択することになるわけです。それが果たして消費者の本意でしょうか?甚だ、疑問に思わざるを得ない

そこで最近では当農園と同じように自然農を営む方の中には、草木堆肥を入れる農業者も増えております。
長くなってしまいますので、このあたりで・・次の機会にさらに突っ込んだお話をしましょう。
今言えることはそのことに悩んだ末にたどり着いた結論が日本の先人達が営々と繰り返してきたむかし野菜です。それこそが真に有機野菜であり、自然農なのではないでしょうか・・・・

(今週の野菜)

イメージ 2
セロリ

プラチナ級の土で育った味香り豊かな筋も
えぐみも感じない
美味しい野菜に育っております。

茎はサラダやスープの浮き身に。
葉の部位は刻んで
にんにくなどと下味付けに使ってください。

※セロリは万能の調味料であり、香味野菜です。むかしは薬草でした。
葉の部位などは、にんにく・玉葱・生姜と一緒に細かく刻んで、ハム・ベーコンなどと
一緒に炒めていきます。その後は、カレー・スープ・炒飯などお好みの料理に変化
していきます。それは香成分が旨味に変わっておりますので、味付けは、奥様の
腕ですね。

イメージ 3
ジャガイモ
(男爵・出島)

掘りあげてから、10日
間ほど寝かしてありますので、適度に水分も抜けて味の濃い状態に
仕上がっていると思います。

随分とお待たせ致しました。



イメージ 4
青梗菜

完熟期を迎えて茎などはぱりぱりとしており、美味しそうです。

炒め物に限定しないでください。
すき焼き・鍋・スープ
などにも使ってください

私はすき焼きが好きですね。


イメージ 5
わけぎ

葱のようにすくすくと
育っております。

一般的にはヌタですね。

たことの相性が
良いです。

ちじみにも使えます


※そのままやや強めに湯がいて、水切りをする。
  酢・味噌などと和えます。くるくるっと巻いてみると食べ易い。

(その他野菜)

落ち万願寺とうがらし・小松菜・枝豆(黒と白)・大根の甘酢漬け・南瓜・一本葱・
落ちピーマン・ほうれん草・サラダセット・春菊・落ち茄子・セニョリータ・大根
などが入ります。
今週もやや多めの野菜となります。頑張って調理してください。