26.2.24(月曜日)晴れ、最高温度11度、最低温度1度
トンネルを剥ぐると、中は雑草だらけ
ようやく農園にも厳しかった厳冬期が終わり、春を感じさせる暖かさがやってきた。
朝夕は寒い日が続くが、日中は体を動かすと汗ばむほどの陽気になってきた。
そのせいか、寒い冬を凌いできた野菜達は、申し合わせたかのように一斉に
莟立ちを迎える。
そうなるとトンネルを剥ぐ時期が難しく、ベタ織布をかけて、トンネルを懸け、発芽
させていた葉野菜や大根が二畝焼けて駄目にしてしまった。
この時季、神経が休まらない日々が続き、油断が出来ない。
越冬野菜はこの時季、莟立ち前に、あるいは、莟立ち後、瞬間的に出荷しなければ
全て駄目になってしまう。この季節、二週間から三週間の間に葉野菜を中心にして
かなり多めに皆様方にお届けしなければならない。
お覚悟の程をよろしくお願いします。
但し、その後は、嘘のように深刻な野菜不足に見舞われることになる。
毎年繰り広げるバタバタ出荷と簡素な出荷風景、これも自然のなせる業です。
何とか繋ぐ工夫はしておりますが、果たしてうまくいくかどうか?
(今週の野菜)
巻かない白菜
収穫していると、茎が柔らかく
すっと鋏が入る。
傷んでいる処は摘除するが
美味しそうで心が痛む。
すき焼きや鍋にすると、
箸が肉を避けて白菜などに
走ってしまう。
柔らかく、味があり、
旨みが口に残る。
この時季の葉野菜は旨い。
刻んで刺身のつまにする
のも美味しい。
九条葱; 寒さが強く残り、中々大きくならないが、二三週間待つと大きくなる
のだが、白菜出荷ならば、葱はセットでなければ・・・
焼いて食べるも美味しい。味香りの九条葱、甘みの一本葱ですね。
大根; 首の部位はサラダ、中ほどは煮込み、下部は摩り下ろして。
煮込むととろとろに美味しい。サラダは拍子木切り(厚さ1ミリ)
焼き野菜でも美味しい。
洋ほうれん草
これもまだまだ小さく、
完熟一歩手前。
それでもフルーティな
香りやしっかりとした
味がある。
甘みはもう少ししてから・・
サラダでも良いが、お浸し
や炒め物に。
根の部位はバター炒め
ここが一番美味しい。
小松菜OR青梗菜; 小松菜は筋を感じさせない歯切れのよさがあり、噛むほどに
味が口に残る。
青梗菜は炒め物が定番だが、我が家は鍋やすき焼きに。
とろとろに煮込んだ青梗菜も美味しいのです。
原木露天椎茸; どんこの生椎茸です。厚みがあり、味香りが強い。
中火でコンロに直火焼き、その際、表側のみ焼く。
ツァーサイ(中国菜)
ご覧のようにほとんど
全てに莟を持っている。
この莟の部位が美味しい。
ほろ苦い味と甘みが
この時季の特徴。
越冬野菜特有の美味しさ
炒め物がやはり一番。
ラーメンやちゃんぽんの
具材でも美味しい。
摘み取り春菊
寒暖の差に晒されたものは
旨みが濃く、味香りも強いの
ですが、何故か嫌味がない
草木堆肥のお陰です。
サラダ野菜としては群を
抜いた美味しさ。
勿論、鍋やすき焼き、お浸し
(ごま和え)が定番ですか。
サラダセット; 赤ほうれん草をベースにして、水菜・サラダ小松菜・辛し水菜
中蕪
一部に佐藤雄二農園のもの
も入っています。
葉は炒め物や鍋の具材に。
その際、さっと湯通しておくと
炒め易い。
実はサラダでも良いですが、
これは煮込みに適した
蕪です。
焼き野菜にしても良い。
今週は、葉野菜どっさりです。様々にお楽しみください。
(その他野菜)
来週はレタス系野菜が入ります。