25.2.19(火曜日)曇り、時折小雨、最高温度7度、最低温度1度
野菜の出荷整理作業、畑から収穫してくると、選別し、枯れたり、傷んだ葉の除去後
冷たい水で洗浄し、袋詰めを行う。これらの作業に朝から午後6時頃まで要する。
孫は一人で遊んでは、やがて飽きてきて、むずかる。スタッフ全員であやしながらの
作業となる毎日。そんなこんなで4人の孫達はこの畑で皆育った。早いもので、
その一人は今春、小学校に入る。
最近、春の訪れが近いのか、よく雨が降る。それも冷たい雨にみぞれが混じる。
いつまでも寒い晩冬。梅も咲き、春は感じるが、まだまだ寒い冬は続いている。
そんなわけで、畑から野菜が次々と出荷され、遅い春に野菜の成長が追いつか
ない。次の野菜群、キャベツ・レタス系・蕪類・越冬したセロリの成長を心待ち。
日照時間が長くなり、越冬野菜達の莟立ちの匂いがしてくる。後は自然神に祈る。
(今週の野菜)
越冬した冬白菜
これはもう巻かない。
莟立ちが妖しくなってきた。
成長を諦めて出荷となる。
鋏を入れると、柔らかい感触
が伝わってくる。
見た目は固そうに見えるが、
火を通すとすぐに柔らかく
なる。絶対にスーパーなどには
ない野菜。
この時季の聖護院は味が深く
ほろ苦さと旨みが食欲を
そそる。
煮込みが一番美味しい食べ方
根が長く伸びているのにお気づ
きか?蕪と同じで、地中深く
根を張る。それだけ、ミネラル
分を吸い上げている証です。
サラダセット; 今週はほとんどが露地もの。みてくれは悪くともやはり味の深みと
香りが違う。
里芋・青梗菜・九条葱・ほうれん草・ツァーサイ・春菊・じゃがいも・さつまなど、
露天原木椎茸; 例年ならもう少し大きくなっているが、やはり寒いのか、形が
小振り、山で育っているため、寒暖の差が美味しさを際立たせ
ている。一年でもっとも美味しい季節です。
カボス; 木になった状態で完全に完熟しており、酸味に甘みが加わり、ある意味
ではもはや果実の領域か。3月中旬になると、この肉汁は木に戻る。
冬の人参
おそらく今回が最後となります。
果肉が柔らかく、注意して掘り
上げないと折れてしまいます。
又、4月下旬頃に春人参として
お会いいたしましょう。
ある方が当農園の野菜を
固いと表現しました。この方は
慣行栽培の野菜しか分らない
ようでして、噛むとやわらかく
感じる野菜は実は筋が残り、
歯切れが悪い野菜です。子供さん達がもっとも敬遠する野菜ではないでしょうか。