今週の野菜

29.3.6(月曜日)曇り、最高温度13度、最低温度3度

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           春蒔きのほうれん草、右隣は越冬ほうれん草

 若い者達で蒔いたほうれん草。初めてきれいな線を描いて覆った。
やや密集気味に見えるがこれが当農園流。
葉野菜は総じて競い合って大きくなっていく特徴がある。不思議なもので等間隔に
種を蒔くと、歯抜け状態となって、覆りにくい。
過保護に守られた野菜ほど、成長が悪く、かつ、美味しくない。人間と同じ。

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この時季、越冬した冬野菜達が一斉に出荷されていく。
アブラナ科の野菜(蕪・小松菜など)は、すでに花芽を持っている。所謂、莟立ちの
季節を迎えている。越冬野菜は日照時間が長くなり始めると、春を感知し、子孫を
残そうと一斉に花を咲かせようとする。この時季の野菜は、栄養価を内包しており、
特に美味しくなる。
農人達はこの時季、越冬野菜の出荷管理に苦慮することになる。
莟立ちが進むと、表面に皮(繊維)を持ち始め、繊維質の膜を張り、硬くなるからです
化学肥料や畜糞施肥の畑ではこれが特に早くなる。
自然循環農法(低窒素)では、ゆっくりと莟立ちが進むため、土の栄養価を一杯に
溜め込んだむかし野菜は特別に美味しい時季を迎えている。
それでも油断がならないのですが・・・蕪類が多くて申し訳ありませんが、ご容赦ください。折角育った野菜ですからこの一番美味しい時季に一杯食べてください。

(今週の野菜)

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満を持しての出荷です
収穫が遅れ、芽が開き始めているものもあります。

カンラン系ですから、
スープ料理に、最初から入れてしまいますと
カンラン臭くなってしまいます。
一度さっと湯がいて置き、スープの完成間近に投入してください。パスタ・炒め物などにも美味しいです。旬菜を楽しんでください。


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中蕪; 隔週の方には、赤蕪セットに     セロリ; 煮込み料理の下味付けに
しております。中蕪は煮込んでも        葉先まで無駄なくお使いください。
美味しい食材です。                万能の調味料であり、薬膳野菜です


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天原木椎茸
最高級のどんこ椎茸、
皆様はご存じないでしょうが、生椎茸としてこのどんこが出回ることはほとんどない。
最高の贅沢をしていると思ってくださいね。

田北農園の産、
ようやく3月の半ばになって本格的な出荷となった。

今までに例がなく遅い最盛期を迎えている。
自然のなすがままの栽培であるが、これではやっていけない。
山の上の圃場での栽培のため、今年の寒い気候と少雨の影響を受けて、芽吹いても枯死していっておりました。今後は少し、人間の手を加えてやらねばと、ある工夫を
話し合っております。

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人参
(赤と黄)

プラチナ級の2番の圃場で栽培。
できたら生に近い形で
調理して召し上がって下さい。

葉は寒さでほとんど落ちてしまいました。




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レタス系;越冬しておりますので、肉厚   紫大根; 摩り下ろしてつゆに入れて
ジューシーです。歯ごたえがあります。         食べると美味しい。

ここまでご紹介するとお分かり頂けますか?今週は煮込み(スープ)料理の組み合わせとなっております。時として、農園では週ごとに洋風・和風料理の組み合わせをし
皆様に楽しんで頂こうと考えてメニュー構成をしている時があります。

(その他野菜)

キャベツ・小松菜・青梗菜・じゃがいも・サラダセット・大根・菜の花・赤蕪セットなど
が入ります。

ちなみに来週は、わけぎ・味噌が入ります。来週は和風料理ですよ。