今週の野菜

25.1.21(曇り)最高温度10度、最低温度ー1度
 
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大寒を過ぎて、ようやく寒暖の差が出始め、春は近いのかな!
野菜成長不足による出荷野菜の乏しさにややあせりを感じ始めている今日この頃、
毎日、トンネルを剥ぐり、その度にため息が出る毎日は早く終わってくれないかな!
出荷の度に、恐ろしいスピードで野菜が畑から無くなっていく。野菜は小さくともすで
に大人。凍傷や蒸れに傷んだ葉や茎を取り除くと、さらに小さくなっていく葉野菜達。
頑張れ!もうすぐ春が来ると、心の中でつぶやく。
 
いつもこの季節に思うことは、ハウスがあれば、野菜も育ち、見栄えは良い。もっと
楽ができ、リスクも無いのに、少しは誤魔化せと、心の中の悪魔が囁く。
その囁きに、「嫌、それでは冬野菜が美味しくなくなる」ともう一人の自分が打ち消す。
もう何年も同じ葛藤を続けてきたのか?それでも未だに露地野菜で頑張っている。
 
 
{草木堆肥(低窒素・高ミネラル)による冬の露地野菜は何故美味しい?}
草木堆肥は、低窒素・高ミネラル。そのため、元来、成長スピードが遅く、野菜は
思い切り根を張り、時間をかけて地中のミネラルなどの栄養素を多く取り込む。
成長が遅いため、茎には筋が目立たず、茎や葉は厚く太い。(小さいのが球に傷
だが)やがて完熟した野菜は糖度・ビタミンが多く含まれ、ミネラル分の働きもあって
それに旨みが乗ってくる(逆にエグミが消えてくる)
 
冬季は寒暖の差があり、冷え込んでさらに成長を遅らせてくれる。そのため、通常
季節の野菜よりはるかに美味しさが倍増する。
これがハウスだと、同じ草木堆肥を使ったとしても、そんなに旨みが乗ってこない。
一度、草木堆肥の露地栽培冬野菜を食したら、もうこれは止められない。
自分達が美味しくないと思う野菜は出したくない。
それが悪魔の囁きを跳ね返し続ける理由です。挫けそうにはなりますが・・・
 
(緊急避難として、育苗ハウスに若干サラダ系の野菜を少しは育ててはおります。
その出荷の際にはあらかじめお断りはしております)
 
(今週の野菜)
 
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サラダ蕪
 
生食が美味しいですが、焼き野菜はさらに美味しい。大根と一緒に如何ですか?
1センチ厚に切って塩胡椒で焼くように
炒める(少しオリーブ油をしく)
 
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焼き大根の出汁浸し
グリルで焼いて出汁に浸して醤油をかける
ごまかしが一切効かない素材の味が出る
(関東のミスSさん、ご提供)
 
 
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黄人参
 
サラダに美味しい。
これもサラダ蕪と同じく焼き野菜
が美味しい。
ほのかな甘みと深い旨みが。
 
葉はじゃがいもなどと掻き揚げに、
(海老が入るとさらに美味しい)
 
 
 
 
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サラダセット
本当にミニサラダになってしまいました
 
辛し水菜・マスタード
水菜・サラダ小松菜
スイスチャート・イタリアンパセリ
コスレタスなど、
 
誰かさんがこのサラダセットを見て
(わー!喫茶店みたい。と)
失礼なそれ以上ですよ。
 
 
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代表的な冬野菜です。
ことしの寒の強さにより、傷み、
成長が遅いようです。
 
調理上の留意点、
さっと茹でておくことで、炒め物
スープの具材、サラダとして使う
ことができます。
他の具材と一緒に煮込みますと
カンラン臭さが目立ち美味しくない。
 
聖護院大根; 代表的な冬野菜の一つ、煮物には最適、ほのかな苦味が食欲を
         そそる。シンプルにあぶらげなどと煮ても美味しい。煮魚との相性良、
(その他野菜)
かぼす・椎茸・漬物(大根の甘酢漬OR大根の葉の一夜漬)・里芋・九条葱・
じゃがいも・白菜など、
 
来週は自然薯が入ります。