2023.9.4(月)晴れ、最高温度33度、最低温度24度
むかし野菜の邑社屋から望む夕景
今年の夏の猛暑に野菜達も疲れてきたようです。
元気なのは茄子類です。雨がほどほどに振り、茄子には合っているのです。
野菜も代わりばえしないで、申し訳ありません。
10月頃になると秋野菜が出始めます。
申し訳無いので急遽成長途上の一本葱を出荷いたします。
美味しい野菜(旬菜)が無くなるー露地栽培野菜の衰退― PART1.
最近、野菜を食べて味や香りを感じなくなったことに気がついた方はおられない
でしょうか?
キャベツなのか白菜なのか分からない?葉野菜を食べても紙を食べているような
歯切れの悪さを感じる。ピーマンが苦く元々苦いものだと思っている。
胡瓜を食べても鼻に抜けるような香りが無い。
それすら感じなくなっている等々の感覚を覚えたことは無いでしょうか?
その主な理由は過度な肥料栽培と温室栽培が多くなったからです。
実は、有機・無機を問わず肥料栽培やハウス栽培全盛の時代のアンチテーゼとして
うまれてきたのが自然栽培と言う農法なのです。それは当然に露地栽培と言うこと
になります。
除草を兼ねた葱の土寄せ作業
有機無機を問わず肥料を多投された野菜・ハウス栽培野菜は自然の厳しさに晒され
難いために、成長が早く、完熟しないまま出荷されるためデンプン質の多い野菜
となり、糖分・ビタミンが少なく、栄養価が乏しい。急成長すると野菜は倒れないように筋を張り、歯切れの悪い野菜となります。
子供さんが野菜を嫌う一つの大きな要因となっています。
いつまでも口に残り飲み込むタイミングが分からないのです。特に、ハウス栽培は
野菜本来の季節に育てられていない物も多く、野菜本来の味香りなどの美味しさが
乏しくなります。
露地野菜は手が掛かり自然のリスクに晒され、成長が遅く美味しいにも拘わらず、
見てくれの悪さからか、流通や消費者から敬遠されるために価格も低く安定せず、
露地栽培農家は減少の一途を辿っています。
このようにしてスーパーに並ぶ野菜は季節感が無くなり本来の季節野菜の美味しさ
を失いつつあります。
(今週の野菜)
南瓜; カット野菜にしています。
四角豆; アフリカ原産。揚げ物に美味しい。
(その他野菜)
ニラ・じゃがいも・空心菜・蔓紫・黒陽茄子・賀茂茄子・色長茄子・胡瓜
ゴーヤ・一本葱・ピーマンなどが入ります。
来週は冬瓜・人参などが入ります。