2020.10.19(月)晴れ、最高温度26度、最低温度15度
害虫に喰われながら、頑張っている紫大根の幼苗
季節は中秋に入りました。この時季、9~11月までが害虫の最盛期となります。
蒔いても蒔いても、野菜の芯の部分を虫に食べられ、それでも蒔き直しを繰り返
しながら、秋野菜を育てております。
その中、ようやく出荷に漕ぎ着けた葉野菜・蕪などは、人が食べるか、虫が食べ
るかの競争となっております。余りに害虫被害のひどいものは外しますが、畝の
中で出荷に耐えられない野菜はほぼ半分に上っております。多くは破棄せざるを
得ないのが現状です。
その意味ではこの季節貴重な葉物野菜です。
こんな穴だらけの野菜が食べられるか、とお考えのお客様は、できるだけ安全で
美味しい健全な野菜を届けようとする農園の趣旨とは合わないこととなります
ので、「どうか、御無理をなさらないで下さい」と言うしかないのです。
直言をお許し下さい。
今週の野菜は、一つのテーマがあります。
葉物野菜二種類・一本葱・ニラ、そしてカボスが入りますので、寒くなりつつ
あるこの季節、一足早い鍋料理などは如何でしょうか?
その際は、青梗菜・蕪の葉っぱなどは実に美味しいですよ。
(今週の野菜)
一本葱; 下仁田葱と九条葱の掛け合わせの良品です。
白根の部位と青みの部位、両方に美味しさがあります。
青梗菜・味美菜・小松菜
凄まじい勢いで虫が葉っぱを食べております。どうかご容赦下さい。
青梗菜は中華とお考えの方は、この機会にお改め下さい。鍋・すき焼きに
も相性が良いのです。
サラダ蕪・若しくは中蕪; 害虫被害で葉っぱが無くなりつつあります。
表面の傷跡は線虫痕です。土中消毒をしていない証なのです。
蕪は酢漬け・サラダにも合いますが、葉っぱは汁物(鍋等)に入れると美味しい。
サラダセット; ようやく本格的な出荷が可能となりました。一緒に入れた
玉葱ドレッシングで食べても美味しいです。
四角豆; アフリカ原産。素揚げが一番美味しいようです(消費者のご意見)
伏見・万願寺とうがらし; これ以降は全て落ち野菜となります。
農家しか食べていない落ち野菜。寒さが増してくる中、最後の力を振り絞って
ゆっくりと成長した落ち野菜は、秋、最高の味覚なのです。
里芋; 堀りあげたばかりの里芋の写真です。
さつまいも; 毎週・月一の方のみです。今年は乾季が長かったために成長が
おかしく、形が実にいびつです。
柿; 今年も豊作のようです(生産者より)秋が深くなるにつれ、色付きも良く
なってきています。甘みが増しております。
(その他野菜)
露地にら・茄子各種・玉葱ドレッシング・パプリカ・空心菜・干物・
麦ご飯セット・麦茶・漬物などが入ります。
来週以降、秋インゲン豆や黒大豆の枝豆が出始めるかもしれません。