今週の野菜

26.11.3(月曜日)晴れ、最高温度17度、最低温度11度
 
イメージ 1
                畑は一斉に秋野菜の種蒔き
 
白い布は、パオパオという織布、種を蒔いた後にベタ掛けし、湿度を逃がさず、
地温を上げ、外部からの虫の侵入を抑える。但し、地中の虫はその限りにあらず
ベタ布を取り除くと、虫害により、半滅ということもしばしば。
 
葉野菜は、10~11月にかけて種を蒔いたものがようやく生き残る。(9~10月の
中旬頃までは虫害がひどい)そのため、このような農法で、露地栽培の場合の
葉野菜の本格的なシーズンは、今では、11月下旬頃から始まり、冬場と言うことになってしまっている。ここがハウス栽培(農薬使用5~10回)との違いであることは
ほとんどの消費者は知らない。
 
早ければ、今週頃から早霜に襲われ、夏野菜は全滅することになる。今年は何時
来るのかは分らないが、ピーマン等の夏野菜は今が落ち野菜の時季に当たる。
そのころが最も美味しい季節ではある。夏の最後の野菜をお楽しみください。
また、ピーマンか、伏見とうがらしか、などと言わないで頂きたい。よろしく!
 
(今週の野菜)
 
イメージ 2
紫大根(味一番)
 
この品種は時折白も混じる
味は変わりません。
 
最も美味しい食べ方は
摩り下ろし大根です。
カボス(酢)をかけると
ピンク色に変わる。
 
葉っぱは見るも無残に
すだれ状態です。
いかにこの時季の虫
が凄いかお分かりでしょう
 
そばの薬味に使うと味は天下一品ですが、焼き野菜や炒め野菜にも合う。
 
イメージ 3
筍芋(京芋)
南方系の野菜。
おそらくタロイモに近いのかもしれない。
 
お勧めの食べ方は、素揚げ。フライパンに少し油を
入れ、塩胡椒を油に加える
フライパンを傾けながら
素揚げする。
櫛型にカットされるとよい。
勿論、汁物や煮物でも良い
 
 
 
黒大豆ビーンズ; 強めの塩で湯がき、剥き身にして、パスタ・スープ・炒め物の
具材とする。勿論まだ枝豆でも大丈夫だし、豆ご飯にも使える。万能の豆です。
 
ピーマン・伏見とうがらしごぼう・南瓜・じゃがいも・トマト・セニョリータ等
 
イメージ 4
いんげん豆(成平)
 
秋作のいんげんは青臭さ
もなく、旨みが強くやさしい
 
湯がいて胡麻和えにする
(出汁醤油などを加えても)
 
素揚げ・てんぷら・パスタ
にも美味しい。
 
秋の万能野菜です。
 
 
 
 
(その他野菜)
 
万願寺とうがらし・にんにく・小松菜・金時生姜・さつまいも・ズッキーニなど、
 
野菜がこれから一時的に極端に少なくなってきます。農園は秋の端境期に突入
し始めております。今まで、かなり多目の野菜を食べて頂きましたが、時季の
ものであり、ご容赦ください。
 
来週からしばらくは野菜が減りますが、若しかしてあのジューシーな生椎茸が出始めるかもしれません。季節は今週頃から晩秋に入っていきます。
早くセロリや大根が成長してくれればと願っております。特に大根系は虫害を乗り越えて現在順調に生育を始めております。期待しておいてください。