今週の野菜

2023.12.25(月)晴れ、最高温度10度、最低温度0度

            年末の慌ただしい出荷風

 

一年間、定期購入して頂きありがとうございました。

今日は74名の出荷となり、前日から準備を行い、午後6時に何とか荷を無事に

送り出しました。

中々個別のニーズには応えられませんが、それでも全員一律と言う訳にはいきません。

収穫から整理分別作業、野菜の水洗い、袋詰め、個別のニーズに応えてオーダー表の

作成、そして箱詰め出荷作業と続きます。

年末年始の11日間スタッフの休みを頂くために、年末は18アイテムの増量出荷と

なり、大変でした。

次第に減ってくる畑の野菜達にやや焦燥感を感じながら、早く温かくなってくれと

祈るばかりです。12月末~1月は寒さのため野菜の植え付けや種蒔きが出来ません。

寒が緩み始める2月中旬頃から春野菜の種蒔きが始まります。

その間は9~11月に種を蒔いた野菜で凌ぐことになります。

3百数十名のお客様へ常に14アイテム以上の野菜を作り続けることは大変です。

端境期・極寒の時季に如何に工夫を凝らしてアイテムや量を揃えていくか、次世代を

担う若者達にそのノウハウを教えていかねばなりません。

後継者育成のためには、皆様のご協力が必要です。彼らも生活をしていかねば

成りません。

 

この健全で美味しい野菜を絶やしてはなりませんので、この機会に皆様に是非お願い致したいことは、農園の仲間達(お客様)を増やして頂きたいと言うことです。

お親しい方にこの野菜の事、頑張っている若者達(自然栽培農法の後継者)のこと、

をお伝えください。

 

 

ここで働くスタッフ達は皆様の健康を支えているとの自負心は強く持っております。

だからこそ頑張れるのです。

お客様からの便りや声を聞く度に「畑に野菜が無い」とは決して言えません。

彼らは一年間ほとんど休み無く働いております。

農園主としてはそのモチベーションを維持していくスタッフ達に報いてやりたいと

願っております。

 

国が見放してしまっている農業、特に品質や価値観の高い野菜作りは皆、小規模

農業になります。大規模農業ではこんな手間や労力のかかる農産物は作れません。

国への憤りを何回述べても解決には成りません。

我々のような小規模生産者と価値観を求めて居られる消費者は皆仲間なのです。

皆様方のご支援がこの農業を支えているのですね。

 

最後に一年間むかし野菜を慈しんで頂きありがとうございました。

皆様に良い年が訪れることをお祈り致します。

 

                                 敬具

 

 

 

 

今週の野菜

2023.12.18(月)晴れ、最高温度7度、最低温度0度

      ようやく冬の到来、白いトンネルの農園(2番の畑)

 

冬の雲がどんよりと重くのしかかっています。

慌てて一斉にトンネルを張る。

今までで一番遅いトンネル張りとなりました。

これから剥ぐったり閉めたりの冬の日常が始まります。

 

スタッフ総出の作業となりました。

合計23本張り、翌日も12本張りました。

これでようやく年を越せます。

年末年始に10日間ほどのお休みを頂いて、スタッフも休みが取れます。

その間、トンネル内では野菜達が大きく育っていることでしょう。

こちらは12番の圃場、約2.5反あります。

ここには小麦と古代麦が入っており、11月に大豆を収穫した後の二毛作です。

12月に入っての麦蒔きでした。発芽まで約3週間掛かりました。

除草剤を使わず、低窒素である草木堆肥を振って3年目です。

土が育ってきたので、今年は大きな収穫が見込めると思います。

グルテンフリーの奇跡の小麦です。

化学肥料・畜糞では高窒素栽培となり、ハイグルテンの小麦が出来てしまいます。

この小麦を作り始めてから7年目ですが、これまで、アレルギー発症の苦情や

報告は一切ありません。

明明後日は13番の畑の麦踏みに出かけます。寒くなりそうです。

 

(今週の野菜)

今年も残り2週間となりました。

年末はお休みを頂くために増量での発送となります。

名残の夏野菜(ピーマン・万願寺及び伏見とうがらし・冬瓜)が入ります。

 

桃色蕪; 肉質が柔らかい。サラダにもできますが、1分間チンするか軽く炒め

     コンビネーションサラダにしてください。

聖護院大根; やや苦みがありそれがこの大根の特徴です。

煮付け料理には最適です。

あっさりと食べるには油揚と一緒に煮込む。こってりと食べるには豚バラ肉と

一緒に煮込む。

冬瓜; 定番の冬瓜スープで暖まってください。

    皮はやや厚めに剥いてください。やや青い部位を残す程度です。

春菊; すき焼き鍋物・汁物に。サラダでも美味しいのですよ。

    煮ると言うより5~7秒以内に上げる方が苦みが出ません。

菜花;お浸し・鍋・すき焼きなど。

かつお菜; 名前の「鰹節が無くとも味が出る」と言うことだそうです。

福岡ではお雑煮の具材が定番です。

丸餅; すぐに食べない場合は必ず冷凍保存です。

    今年いっぱいは毎週入ります。来年よりは月に1~2回入ります。

    冬は餅が美味しいですね。

高級どんこ椎茸を生で;焼いて食べる方は表の方を焼いて裏の襞から肉汁が出始めた

           ら食べ時です。

さつまいも;お正月には欠かせません。

ピーマン、万願寺及び伏見とうがらし

人参;

 

(その他野菜)

 

九条葱・サラダセット・白菜・コールラビ・葉野菜・漬け物などが入ります。

今週の野菜

2023.12.13(月)雨、最高温度17度、最低温度9度

             麦畑に草木堆肥を振る

 

いよいよ年が押し迫ってきました。最後の追い込みに麦蒔きを行う。

今年は大分市2.5反、由布市狭間2反、由布市庄内4反となる。

除草剤不使用・低窒素栽培となる草木堆肥による土作りも7年目を迎えた。

ブレンド小麦粉・麦茶などの麦製品もようやくお客様方へ定着したようですね。

去年は大豆・麦ともに失敗し品不足に陥りました。

今年は早めに仕掛け、今の処、全てが順調です。

来週は大きな寒波がやって来ますので、全員で麦踏みに行きます(狭間)

 

来週からは鍋には欠かせない白菜が出ます。

 

(今週の野菜)

人参; 今年は雨が降らず人参・大根・蕪類の成長が遅いです。

    葉っぱが美味しそうです。

オータムポエム;秋の菜花

ほうれん草; 茎が柔らかくすぐに折れてしまいます。

サラダセット:定番ですね。

新生姜;

冬瓜; 寒くなってきましたので温かい冬瓜スープを

セロリ;

蕪; 煮込みにも使えます。

丘わかめ;

お餅; すぐに召し上がらない場合は必ず冷凍してください。黴が来ます。

    年末に掛けて毎週発送しては居りますが、数が必要な方はお申し出

    ください。

 

(その他野菜)

一本葱・葉野菜・ビーツ・キャベツ・白菜(毎週の方)・ピーマン

大根・春菊・じゃがいもなどが入ります。

 

※年末に掛けて10日ほどお休みを頂くために増量にてお送りしています。

 12.25と26日は追加注文をお受けしております。お早めに。

 

今週の野菜

2023.12.4(月)晴れ、最高温度14度、最低温度3度

           農園体験会二回目(苗の定植作業)

 

12.3二回目の農業体験会を開催。

約50名のご家族がご参加して頂きました。

(今年の冬の体験会は延べ100名の参加者でした)

今回は家庭菜園に興味を抱いている方も多く参加していたため、種蒔き(筋蒔き)

定植作業、などを織り込み、より実践的な農業をしてみました。

皆様熱心に農作業を体験し、草木堆肥の作り方などを見学し、質問が飛び交いました。

続々と出てくるじゃがいもに子供さん達は夢中になっていました。

もう!楽しい!と・・・叫んでいました。

なんと言ってもタイヤショベルに乗り込み、揺れ動く度に緊張した顔・顔。

楽しかったようですね。

 

最後は野菜カレーに舌鼓を打っておりました。惣菜・菓子類・おやつなども

買い求めて楽しい食事会の風景です。

このカレーはどのように作ったの!などの質問も。

農園主は「多種類の野菜を煮込んで旨味が出ているのですよ。特別のレシピでは

ありません。是非ご家庭で作ってくださいね」とお答えしました。

 

(農園主の一言)

今の社会やご家庭は様々な規制・制約ばかり、もううんざりするばかりです。

それは子供さん達も感じています。体験会を開始する前と、終わった後の子供さん達

の顔は明らかに変わっていて、細く険しい目は興味に突き動かされ次第にまん丸く

見開かれ、生き生きとした動きに変わっていきました。心が解放されたのですね。

これが本来の子供の姿なのですね。

大人の方々にも、一言。

除菌・滅菌ばかりしていると人の体はどんどん弱くなっていきますよ。

微生物・菌類・ウィルスの世界は自然循環の世界です。

淘汰され、一種類のウィルスが繁栄しないように出来ています。

自然の浄化作用の仕組みがあるのです。

人も元々はウィルスからできています。地球上では人間も一つの生き物に過ぎない。

生きているのでは無く、生かされているに過ぎないのです。

是非、自然に順な生き方をしてください。

 

(今週の野菜)

キャベツ; 虫食いの痕も残ります。歯切れの良い食感を楽しんでください。

生姜; 堀たてです。一部は酢漬けにして楽しんでください。

ズッキーニ;名残の味を。

セロリ; 筋を取る必要はありません

※セロリは万能の調味料です。葉先まで刻んで玉葱・ニンニクなどを炒めて

 料理の下味に使ってください。美味しいと言われた農園のカレーもこれを使って

 いました。例えば、セロリ炒飯にも応用できます。

レタス; 

聖護院大根;ほのかな苦みが美味しい。

紅芯大根; おしゃれな大根です。スープなどに是非。

大根の甘酢漬け;

コールラビ; 蕪キャベツ

ビーツ; 畑の血液と言われております。

※実はサイコロ状にカットし、ビーフシチュウの要領で煮込んでください。

 茎は炒め物に使ってください。

 

(その他野菜)

一本葱・じゃがいも・ピーマン・伏見唐辛子・万願寺・葉野菜などが入ります。

 

今週の野菜

2023.11.27(月)晴れ、最高温度17度、最低温度9度

           体験農園開催。種蒔きをしている処

ジャガイモ掘り、種蒔き、レタスの植え込み、ピーマンなどの収穫体験を行う。

大人と子供がほぼ半分半分、熱心に農業体験をしてもらいました。

子供さん達はタイヤショベルに乗り楽しんだようです。

 

畑は秋野菜で埋まっており、一年間で最も種類が豊富になっています。

皆様の食卓を彩っていることでしょう。

 

(今週の野菜)

ほうれん草;葉はサラダにも向きます。

葉野菜;

紅芯大根;中がピンクで色合いが美しい野菜です。

大根

レタス;

コールラビ; 蕪キャベツです。真の部位が甘く炒め物・スープなどに

 

(その他野菜)

人参・ピーマン・じゃがいも・さつまいも・蕪・漬け物などが入ります。

 

※来週からセロリ(万能調味料)が入ります。

今週の野菜

2023.11.21(火)晴れ、最高温度18度、最低温度8度

               晩秋の6番の畑

温かい秋が急に去り、忘れていた冬の寒さを思い出す季節になりました。

気温の急激な変化にお気を付けてお過ごしください。

今週末の日曜日は農園体験会を開きます。

参加される方は今年一番の寒さが襲ってきますので、温かい服装でお出でください。

次週の12.3も開催します。この機会に参加してみたい方はどうぞお申し込み

ください。

野菜の種蒔きの仕方・レタスの定植作業・ジャガイモ掘り・夏の落ち野菜の

取り放題などを考えております。昼食を食べてお帰りの際は農園マルシェで加工品

や野菜を買って帰ってください。

 

ビーツが生長しており、出荷間近となっています。

 

(今週の野菜)

ほうれん草; 柔らかく美味しそうです。

新じゃがいも; 男爵です。新ジャガ特有のえぐみがあり、それも美味しさの一つ。

中蕪;

大根;

 

(その他野菜)

青梗菜・味美菜・ピーマン・ズッキーニ・紫大根・九条葱・白菜・パプリカ

カボス・サラダセット・伏見唐辛子・漬け物などが入ります。

 

※来週は人参・紅芯大根、そしてセロリなどが入ります。

 

 

今週の野菜

2023.11.13(月)晴れ、最高温14度、最低温度7度

 

「自然栽培米の値上げのお願い」

現在、自然農米はグループ内の数人のお米生産者ががんばってくれております。

数年前は平野さんの7反の圃場しか無かったお米作りも最近になってその透明感の

ある美味しさが評価され、自然農米の需要が急増してきました。

今では平野さんの指導によって17反に増えております。

肥料を使わないものですから慣行栽培の80%しか収量が無く、今までは生産者も

増えませんでした。

お米は毎日食する主食ですからかなりリーズナブルな価格に据え置いてきましたが、

今回の値上げ幅はキロ当たり50円という小幅な値上げです。どうかご了承ください。(新米から)

白米で3,000円/5㎏、玄米で2,750円/5㎏となります。11月27日

発送分からです。

 

この機会に皆様へ理解を深めて頂くために平野さんの農法を少し詳細にお伝えして

置きます。

 

「深水管理農法」

お米の収穫が終わってから次の作付けまでの約7ヶ月間は、所謂不耕起農法となり

ます。

草丈は50センチの高さまでになり、草は圃場に深く根を張ります。

この期間は好気性微生物・菌が活性化し圃場を耕してくれます。

それはむかし野菜の邑の農法(微生物や菌類の活性化)に酷似しております。

稲苗を植え付ける直前に圃場に水を引き込み、草と一緒に耕します。

これが稲の生長に不可欠な窒素供給の元になります。圃場の泥は粘着力があり、

まさに生きた腐葉土となります。

ここからは今度は嫌気性微生物・菌類が増殖してきます。

稲は常に水を張った状態で育ち、草は深い水によって成長できません。

そのため多くの水田で使われている除草剤は要らないことになります。

圃場に引き入れる水は久住山系かえら流れてきます。水は森林の下を通りますので、

ミネラル分や腐葉土の栄養分が一杯です。これによって化学肥料や畜糞なども不要

となります。

これが除草剤も肥料も使わない深水管理と言う農法です。

できたお米は透明感のある美味しさになり、食べても食べてもまだ食べられる

美味しいお米が出来上がると言う訳です。

ただ、土作りには数年を要しますので、それまでは皆様方が美味しさを明らかに

実感できないこともありややバラツキが見られます。

そこは生産者の努力に目を瞑ってくださいね。

 

ちなみに当農園の味噌や麹は全てこの平野さんの自然栽培のお米が主原料です。

 

(今週の野菜)

寒くなってきました。朝から出荷の後、畑に出ずっぱりでしたので、体の芯が冷え

てしまいました。

急な寒は堪えます。お体に気をつけてください。

今週はそういうことで鍋セットをお届けします。

この時季としては奇跡的に白菜が出来ました。青梗菜・大根・葱・紫大根・カボス

を白菜にセットしております。蕪も鍋には合いますよ。葉っぱも使ってください。

 

白菜; この白菜はほとんど夏場に生育したものです。そのため、害虫が多く

    白菜の上部は虫食いの痕が多く見られます。

食べてみましたら、柔らかく、特に茎の部位はこの時季としては美味しいのです。

洗って食べてください。虫食いの痕は何ら問題はありません。むしろ健全です。

 

九条葱; 鍋に欠かせません。香りの九条と言われております。

青梗菜; 鍋にとても合います。

聖護院大根; やや苦みがあるのがアクセントとなります。鍋・煮込みに

紫大根; 摺り下ろして汁にいれ、薬味として使うとその美味しさが際立ちます。

     鍋の汁として。

カボス; 鍋の汁にお使いください。

中蕪; 煮込み・鍋に合います。

ズッキーニ

(その他野菜)

インゲン豆・サラダセット・じゃがいも・パプリカ・ニラ・鰹菜・筍芋・漬け物

小麦粉・干し柿などが入ります。

 

干し柿は硬くなる前に出荷しています。その方が柔らかく美味しいのです。