今週の野菜

2022.7.25(月)曇り、最高温度33度、最低温度26度

                フルーツトマト

 

農業マーケティング

価格設定について

皆様から「セレブ層が買ってるのですね」と聞かれることがありますが、決してそう

ではありません。極く普通の方々に食べていただきたいと願っております。

むかし野菜の価格はスーパーなどに並んでいる野菜より少し高い。慣行栽培やハウス

栽培と比べて労力や生産リスクから考えても2~3倍の価格を付けてもおかしくは

ありませんが、それでは、市場価格から遊離してしまい、それこそお金持ちの方しか

購入できません。

むかし野菜は毎日食べる野菜ですから、市場価格のおよそ1.2倍程度に設定して

います。

その程度であれば、普通の消費者が無理をしなくても購入できる範囲内です。

なおかつ、特定の消費者に定期的にお届けしているため、市場相場により価格が左右

されることはありませんので、概ね価格は一年間を通して変わることはありません。

そのため、野菜の不作の年で価格が高騰している時などには、市場価格より安くなる

こともあり、こんなに安くて良いのですかとの声が届きます。

 

課題となるのが宅配の送料負担です。

関東などへ野菜を一箱送ると、税込で1,300円程度は掛かります。隔週配送と

して野菜が7、000円弱、送料込みでおよそ毎月9、000円程度となり、消費者

としては大きな負担です。その費用を上回る「何か」の価値が必要となります。

現在、350余人の定期購入の消費者(仲間と呼んでいる)が居られますが、その

半分近くのお客様達が関東周辺です。その声を挙げてみます。

「連日スーパーなどに買い物に行く習慣が無くなり、無駄使いしなくなりました」

「送られてくる14種類の貴重な野菜を二週間でどう料理して食べるか楽しみです」

「他の野菜が食べれなくなってしまいました。野菜が無くなりスーパーに補充に行

のですが、買ってきても食べる気にならず冷蔵庫に入ったままです」

「こんな美味しい野菜をいつも食べられるのは幸せです。お作りになられている方々

のご苦労とご努力に感謝しています」

 

どうやら特定消費者にとっては価格設定だけの問題では無いようですが、野菜の他

にも穀類、特に自然栽培のお米は自然農と言うだけで白米5キロが5千円を超えて

販売されているようですが、むかし野菜ではその約半分の価格で皆様へお届けして

おります。

ご飯は(野菜もそうですが)日常的な主食です。日常的に食べられる価格設定にして

います。

いくら労力と手間がかかる自然栽培と言えども余りにも市場価格から遊離してくると

特定消費者層からも見放されてしまいます。

 

※特定消費者層

流行や世評に左右されず、自分の価値観をしっかりと持っている消費者層のことを

指し、マーケティングでは、大衆層と比して市民層と表現されております。

 

(今週の野菜)

甘長茄子; その名の通り、やや甘さが強調された品種です。

三色茄子; 油との相性が良い。炒める・揚げるなどが美味しいようです。

セロリ;貴重な夏のセロリです。主には調味料としてお使いください。

ピーマン; 生食も美味しいです。

ゴーヤ;苦みや灰汁が少なく、ゴーヤ嫌いの私でも食べられます。

パプリカ系;三種類あります。まだまだ少ないですが、一ヶ月もするとも皆様へ

      お届けできます。

 

(その他野菜)

万願寺トウガラシ・瑞栄トマト・フルーツトマト・薬味セット・丘わかめ・

丘ひじき・玉葱・じゃがいも・南瓜・にんにく・漬け物・オクラ・胡瓜

瓜などが入ります。