今週の配送野菜

24.7.16(月曜日)曇り時折晴れ、一時雨、最高温度31度、最低温度24度
 
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 農園の夕暮れ、この後、さらに空は一面茜色に染まる(写真で写せませんでした)
 
梅雨明け間近か?雷と突然の大雨はその兆候と喜んでいいのか?
次第に商品が無くなり、心細い。ついでに堆肥も底を突く。早く雨が止まないと回復が
出来ないといらいらが募る。
 
今週も先週と同じようなメニューになって申し訳ない。
近いうちにハーブティーセットを送ろうと思うが、こちらのほうもベースになるレモングラスが寒でやられ、今一の復活状況。
今日、東京坐来(大分県のアンテナショップ)の研修を行う。総勢10名の来園。
 
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メンバーは県職3名、
坐来スタッフ5名、OB1名、
東京からシニア野菜ソムリエ1名
の参加。
この方は、わざわざ東京から
坐来で食べた野菜が美味しかったので農園のセミナーに参加されたとのこと。
余りにも暑いので急遽、野外でのセミナーとなった。
型通りの野菜の美味しさとは?
から始め、最後は旬とは何?
で締めくくった。毎年このようにスタッフ研修に努めているがこのように大切に農業者を含めた県の産業興起や人材育成に様々な手を打ってくれたら、と思う・・・
 
ソムリエの方は返ってフラストレーションが溜まったようだ。短くて又、じっくり一人のために話し合えず申し訳なかった。
 
(野菜の旬とは?)
セミナーの内容の一部です。
 
走り旬 → 中旬 → 終わり旬 → 落ち野菜
 
通常旬とはこの走り旬のことを流通・マスメディアでは言う。従って料理人も含めて
消費者もそのように思い込む。→ 今やそれが常識となってしまっている。
 
実際の生産者から言わせてもらうと、走り旬の野菜は青臭くて、味も香りも旨みもない
本当の旬は中旬~終わり旬の頃が味が乗って美味しい。
しかしながら、それを出荷すると色が変わったり、やや傷んでいるように思われたり、
まして、流通段階では無価値になってしまう。
生産者は従って不本意ながらこの美味しくない走り旬に合わせて生産活動を行わざるを得ない。
 
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黒大豆の枝豆
 
マーケットではあまり見かけない。
何故なら完熟するにつれ外皮が茶色に
なり、実は紫色に黒ずんでくる。
みてくれは悪く汚い。いかにも鮮度が悪いようにみられてしまう。がために、生産者は
滅多に市場出荷用には黒大豆の枝豆は
作らない。
 
 
こういう話が先日もありました。学生時代にリヤカー部隊の会社を設立した東京農大
学生が卒業式の後、中国・四国・九州を行脚して生産者を回った。
飛び込みで佐藤自然農園を訪れた。仕方なくその農園主は話を聞いてやり農園を案内して生産方法などを説明。農業現場も知らない無鉄砲な学生社長に、元銀行員の農園主は、経済のこと、マーケットのこと、経営のこと、農業のことなどを話してやり、
バイクで移動中のこの青年に飯をご馳走して、送り出した。
 
後日、その青年から感謝の連絡が入り、野菜は出してもらえないのは良く分っておりますが、一度佐藤さんの野菜を食べてみたいと思いますので、送ってもらえますか?
との話がある。
 
今では、その青年の会社、アーバンマルシェに毎週野菜を送っている。勿論商品
として、
 
彼から電話があり、佐藤さん!枝豆が黄色く変色しています。どうしてでしょうか?
「食べてみたのか?」「はい!美味しかったですが」「それなら何が悪い。あなたは未だに流通の作った常識や価値観でお客様に話をしている」「それは完熟しかかった黒大豆
の枝豆です」「それが一番美味しい」「自信を持って送った野菜だよ。この時季には
内のお客様の中では一番人気の野菜が可笑しいと感じるのでは、少なくとも草木堆肥
や露地栽培の完熟野菜を売る資格がないのでは」・・・
 
このようにして一流の企業人、社長として育っていってもらいたいものだ、と思わざるを得ない。同時に、むかし野菜=本来の有機野菜の啓蒙者=伝道士として育っていってもらいたいと切に思う。
 
(今週の配送野菜)
 
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露地にら
 
柔らかく噛めば口の中で溶ける。
ニラの和え物やお浸しが美味しい。
 
炒め物は定番の食べ方
 
盛夏になると暑くて葉が枯れてきます
今が一時期の旬かもしれません。
 
 
 
 
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ズッキーニ
(川野農園産)
立派に育ちました。草木堆肥歴2年
 
この機会に様々な料理方法を
開発してください。
できれば美味しかった料理方法を是非
メールで、写真もつけて・・・
 
 
 
 
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露地トマト(瑞栄)
 
酸味があり、深みのある品種。
生食も良いですが、煮る・炒める
などの調理トマトとしてのほうが
存在感が出ます。
今季の実質初出荷となります。
 
上はおくら、このように今の時季、夏野菜は少量しか採れません。徐々に本格出荷
になっていきます。
 
万願寺とうがらし・おくら・茄子・胡瓜などのいずれかが入ります。
 
人参; 残り少なくなりました。
 
インゲン豆; ほぼ終わりになりました。
 
青紫蘇; 茎をコップに差しておけば鮮度は保てます。
 
大根の粕漬; 終わりました。ご好評を得ました。
 
じゃがいも; 今回は男爵
 
玉葱; 続いてすみません。
 
(その他野菜)
 
ごぼう・黒大豆の枝豆・赤玉葱・にんにく(今回はブロークン)