今週の配送予定野菜

23.10.16(日曜日)晴れ、
 
朝晩が寒くなってきましたが、農作業は楽になりました。
但、日暮れが早く、九州でも午後6時には手元が見えにくく、農作業を早く
終わらねばならず、農作業と日暮れの追いかけっこになってます。
 
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 夏野菜もどうやら終盤に差し掛かっております。このうちいくつかは終わりました
 
最近、数人の方からのメールを読んでいると、あることに気をつけねばと、
考えさせられました。消費者の側に立って見ると、「やはりそうか」と思いました。
 
現在、農業後継者や草木堆肥による「むかし野菜」の普及と伝承について、
農業セミナーなどを開き、仲間作りをしております。生産者の育成と農業の自立
を私のライフワークとしておりますが、そのことに注力すると、生産者の不安に
思いが至りませんでした。
 
「この野菜は誰がどのようにして作っているんだろう!」「佐藤自然農園を信頼して
野菜を頼んだのに」などと、誰でもが疑問や不安を抱くのは当然でした。
このことに直接に気づかせて頂いた関東のSさんに感謝します。
次回、佐藤自然農園がお届けしている農産物生産者の紹介をさせて頂きます。
 
お分かりいただきたいことは、「佐藤自然農園の農産物」とするには、いくつかの
関門があります。
①自然循環を壊すような化学肥料・畜糞の多投・残留する可能性のある農薬は
 使用しないこと・最後にこれが一番重要ですが、自然循環の土を決して汚さない
 こと(土消毒が一番許せない)
②味香り・旨み・歯ざわりなどの食感が一定レベルあること。佐藤自然農園の野菜
 に参加する生産者には、この品質基準を理解させるために、ある程度の舌を
 訓練させており、プロとしての自覚も持たせます。最後は私が判断します
 (長年、土作りに注力してきますと、農産物を食べた際に、その土作りが見えて
  きます。これが自分でも不思議なのですが・・・
 
最近大手の有機農産物専門の事業体が増えております。ここで問題になるのは、
「その事業体が農業者ではない」ということで、上記のような鉄の結束の維持継続とどのような基準で判断するのかが難しいことです。有機野菜だからと言って必ず
美味しい(=栄養価が高い)とは限りません。大量に流通させることとはかなり矛盾
が生じてしまいます。
それと、営利事業ですから、中間マージンがある程度必要であり、どうしても高価に
なってしまいます。止むを得ないことです。
 
草木堆肥農法の普及が進めば、組織がどうしても大きくなってしまいます。
常に生産者と消費者の真ん中に立って、その判断ができる人を育てねばなりません
これも私に課せられた大きな命題になっております
 
話が長くなりすぎました。機会があれば、このテーマについて、又、語りたいと
思います。
 
(今週の配送野菜)
 
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里芋
 
牛糞と草木で育てました。
里芋は養分を好み、湿り気
のある土で育てます。
 
10年来の仲間である二宮さん
(元校長先生)の畑で育てました
 
 
 
 
 
 
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一本葱(残り少なくなりました)
 
九条葱と下仁田葱の掛け合わせ、白根の部位だけではなく
青い部位も味が濃く美味しい
とにかく柔らかく子供も大好き。
 
冬まで持たせると物凄く
美味しくなるのに・・・
いつも持ちません。この後は
九条葱が待っています。
 
茄子; 濃紺の茄子色が深くなり、おしりが益々ぷっくりと、小さくなりました。
     最も美味しい終わり旬になりました。
 
ニラ;秋が深まるにつれ、味が深くなり、甘みが出てきました。今から霜が降りるまで
   が最も美味しい。
 
漬物;今週は久住高菜の深漬けです。繊維が硬いのが特徴です。細かく切って食べ    てください。味は高菜の中で王様級です。
 
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通常、マーケットには出回って
いないようです。
当農園の名物の一つです。
黒い模様は熟れた証で、美味しさの証明です。(秋が深まると発色)
 
丸ごと直火で焼いて食べるのが
最も美味しい。種は出さない。
 
 
ピーマン;今年のピーマンは香りより旨みが出てしまいました。子供でも美味しいと
      言って食べています。
 
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枝豆(丹波黒大豆)
この時季は枝豆として、
 
11月初旬頃は黒大豆に近づき
ビーンズサラダとして。
11月下旬は煮豆として、黒大豆
になる。
3度楽しめる食材です。
塩味はあまり濃くないほうが
味や旨みが伝わる。
当農園の秋旬の味覚です。
 
 
いんげん豆、OR、パプリカ
 量が少なく、いずれかが入ります。いずれ劣らず美味しいです。
 
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短小ごぼうで柔らかく味香りが濃い
 
土だけ落とし、皮は剥かず調理して、
味香り・栄養価はそこにあります。
灰汁は感じません。
ごぼうの炊き込みご飯・てんぷら
白身魚と一緒に煮込み・きんぴら
などなど、
 
 
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赤梨(新高)
 
大好評でした。
赤梨の新高は今が旬。
今週も続けることにしました。
果物は野菜と違って当たり外れ
が若干出ます。ご了承ください。
(1ケは、ですから難しいのですが)
 
 
 
その他、
小松菜;この時季珍しくうまく育ちました。筋が口に残らず、食べていると溶けます。
ズッキーニ;収穫量は極少です
バジル;味香りが乗っています。
栗南瓜;佐藤雄二さんの畑、3年がかりで土を育てました。(当農園の草木堆肥)
伏見とうがらし;万願寺の親戚、
さつまいも;二宮さんのさつまいも専用畑で育てました。私と一緒に試行錯誤の
       繰り返しでこの味がでました。草木のみ施肥。(牛糞なし)