23.10.11(火曜日)最高温度26度、最低温度18度
本格的な秋が4年ぶりに訪れました。
秋冬野菜はまだまだ小さいですが、元気に育っております。
待ちに待たれた方も多いと思いますが、サラダセットです。11月初旬頃かな!
始めて野菜を取られる方が増えましたので、葉物野菜について、説明します。
先ず葉物野菜の旬ですが、露地栽培の場合、九州では、11月から3月までです。
葉物野菜の生長期間は2~3カ月です。逆算すると、9月に種蒔きして、早くとも
11月になります。8月に無理やり種を蒔くと、虫害・暑さ・湿気・むれなどで、健全な
生育は難しく、出来ても苦かったり、溶ける寸前だったりします。
野菜の生育環境が悪い上に、33度を超える暑さで無理に育った葉物野菜は、
クール便で送られ、冷蔵庫にしまわれると、急激な温度差で溶けやすくなります。
根菜類は葉が茂ったとしても根の部位は育たず、ために曲がりくねり、繊維は
暑さから身を守るために、硬くなります。その見本が今回お届けする大根です。
(葉物野菜の管理方法)
荷が到着しましたら、水洗いの際、水に3~5分間晒して水分を野菜に含ませてあげてください。良く水分を切って、できればビニール袋に入れ、冷蔵庫に立てて保管
すれば、10日間は持ちます。大根葉や人参葉も同じです。生き物です。いたわってあげてください。
(今週の配送野菜)
茄子;
随分と小振りになりました。下がぷっくりとして秋茄子特有のスタイルです。
(秋茄子は嫁に食わすな!と言われるくらい美味しいです。現在は逆かな?)
ピーマン;
甘みが出ております。赤いものは熟れてたものです。
パプリカ;
ミニパプリカ(セニョリータ)もあり
ます。
大根;
むりやり8月に種を蒔いたものです。やや苦味が出ましたが、それでも美味しい
貴重な葉があり、出荷することを決めました。
小松菜;
これは8月下旬に種を蒔きました
通常ではできないので、一日の
うち、6時間しか太陽に当たらない
場所を選んで育てたものです。
少しですが、お届けします。
小松菜の味や食感がしました。
当たり前か!というほど、良く
できました。奇跡です?
漬物;
大分高菜、若しくは胡瓜か茄子の粕漬け。どちらもかなり美味しいです。
さつまいも(紅金時)
今年初めての出荷です。
さつまいもは根の部位を食す。
ですから、養分に富んだ土では
葉や蔓が伸びて根の部位は
成長しません。成長しても
美味しくない。
このさつまいもは一年間でさつまいものためだけに作られた畑です。
葉・草以外には肥料をやれません
※このさつまいもは太陽に当てているところです。この作業によって、芋の中に
蓄えられたデンプンは糖分・ビタミンに変化します。いきなり土の中から掘り出され た芋は太陽に当てられたため、生き残ろうとして、蓄積したでんぷんを糖質に変え ます。(生き物はデンプンでは吸収できません)
南瓜;
栗南瓜です。かなり評判が良いです。これは当農園で作った草木堆肥を使って
赤土粘土質の土壌で育ったものです。(佐藤雄二農園作)
梨(新高)
平野武士さんが育てたもの。
まったくの自然農でした。
味に深みがあり、瑞々しい
やさしさにあふれています。
その他には、
インゲン豆・ニラ・筍芋・一本葱などが入ります。