今週の野菜

30.7.30(月曜日)曇り、時折雨、最高温度33度、最低温度27度

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 待望の雨、降る。約一ヶ月ぶりの本格的な雨に、耐えてきた野菜達もふっと息をしている。見違えるように良い顔をしている。よく頑張ったと褒めてやりたい。

気まぐれ台風でしたが、メディアでは、極悪人のように報じられている。
幸いに皆様には大きな被害も無く良かったです。
でもこの台風、褒めてやりたいのです。ほぼ一ヶ月雨が降らない地域にとって、この
乾期に農業者にとっては、至上の恵の雨なのです。
最近の気候は梅雨の豪雨が明けると、異常な暑さと共に乾期が襲ってきます。
むかしのように、暑い季節に時折、雷雲が現れ、雨を降らすこともなくなりました。
只、猛烈な暑さと乾期しか来なくなりました。

このため、農業者は台風が来ることを恐れながらも、心の奥では、台風によってもたらされる恵の雨を待っているのです。
古来より、この台風は農家にとっては、吉と出るか凶とでるかは分かりませんが、
そのような存在だったのです。
ですから、冷害や乾期による大凶作の年は数万人の規模で餓死者がでていたのですね。
「会社」という言葉は、元来が「社=やしろ」に「会う=集う」と言う意味です。
古来の人達は、五穀豊穣を祈って、社にお供えをして、畏れ敬ってきたのですね。

ちなみに、社長とは、「やしろ」の長のことです。
経済的には豊かでは無い時代、みなが肩を寄せ合って助け合って生きていた時代、
やしろの長は部落の民を、公平に、扱い、みなが幸せに生きていけるように気を配ってきたものです。
社長と言われる人は、大自然の脅威に対して、畏れ敬うように、謙虚さを持ち、会社を運営して頂きたいものですね。
不寛容さや不公平さに満ちたこの時代、理不尽な社会の営みは、自然の理不尽さと比して如何なものでしょうか・・・

(今週の野菜)

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二種類の茄子
待望の雨が降り、不格好な一番果も終わり(今までは申し訳ありませんでした)
本格的な茄子のシーズンが始まります。

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ピーマン                     万願寺及び伏見とうがらし

実は成れども、余りにも乾いた土壌の中で、本来は肉厚ジューシーさを持つこれらの野菜達も、ぺらぺらの薄いものでしたが、これからは、(勿論、これからも雨が降ればですが)本来の美味しさに戻ります。

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ゴーヤ

青と白ができるように
なりました。
子供さんがどうしても食べない場合は、
とうがらし・茄子などと
共に、天ぷらにして
食べてもらったら、如何でしょうか。

白の方は、苦みが
かなり薄いようです。


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トマトソース

と言うより、ピューレでしょうか。

露地栽培トマトは、
朝露のひどい際でも
割れたりします。
そのようなトマトは、食べれば、美味しいのですが、残念ながら、
お届けした時には、
傷んでおります。

そのため、今年のようにトマトが豊作の年は、女性陣が大忙しとなります。
ほとんど毎日、この暑い時に大鍋三杯をコンロにかけて煮込んでいきます。
冷凍庫に一杯になりすぎてしまいました。
それでは、と言うことで、今週から出荷とあいなりました。
このピューレは、トマトだけですので、どんな料理にも使えます。
味の濃いフルーツトマトも一緒に煮込んでおりますので、楽しんでください。

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来週からは、空心菜が入ります。この雨でようやく出荷の時を迎えました。