今週の野菜

28.1.11(月曜日)曇り、最高温度11度、最低温度3度

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                   発芽したばかりの小麦

新年あけましておめでとうございます。
長らくお休みを頂きご迷惑をおかけいたしました。今年もよろしくお願い致します。
暖かい冬が続いておりましたが、ようやくここにきて寒が訪れてまいりました。

どうも去年の野菜は美味しくないですね!
あるお客様から農法を変えられたのですか?との質問が寄せられました。
この方は長くむかし野菜を食べ続けて頂いていますので、味の変化を実に敏感
に感じておられたようです。
これも去年からの暖冬(大規模なエルニーニョ現象)により、野菜達のDNAが反応
し、異常を来した結果です。こんなに野菜の味・食感が変わったのは私も初めてでした。
冬に高温多湿な影響は穀類の成長にも大きなダメージをもたらしており、
鞘に入った豆に腐れや黴が発生しております。結果、捨てるものが多く、粒は小さいなど、収穫量は激減しており、選別の手間に大きな労力が費やされます。

野菜は例年になく急成長しており、約一か月早く出荷適期が訪れてしまい、味が揃わないまま(完熟適期を逃す)の出荷となっております。
寒に当たった野菜は霜・凍結の害を受け、傷んでおりますが、寒に耐え忍んで、
じっくりと成長し、内部に糖質・ビタミンなどを蓄えており、肉厚で歯触りが良いのが特徴です。今年、本来、一年で一番美味しくなるこの時季にその旨さが出ていないことは、残念です。
寒が訪れると野菜の成長は遅くなり、出荷量を確保できないことにはなりますが、
美味しくないよりはまだましですね。その意味では、収量が減り、売り上げもダウンするのですが、むしろ、ようやく訪れたこの寒にほっとしております。
但、自然の営みには計り知れないものがあります。

(今週の野菜)

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越冬春キャベツ

10月に定植したもの
ですが、ようやくこの
くらいの玉になりました
小さいですがしっかりと
巻いております。

さくさくとした食感です
勿論繊維は感じません
千切りより乱切りにして食べてみてください



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紫大根

蕪とは異なり、
実はより固いです。
熱を加えると、旨味が
増します。

摩り下ろしてそばなどの薬味にする。
縦割りにカットして
焼くように炒める。
塩胡椒・オリーブ油
で味付けする。


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大根
土ができておりますので、地中深く根を下ろ
しており、地表面に
出ている部位が少ない
そのため、実は繊維が少なく柔らかい。

青い首の部位は逆に繊維が多く、サラダに向きます。
しっぽの近くは辛味が
あり、摩り下ろして。


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味美菜

小松菜と青梗菜の
掛け合わせ。

癖が無く繊維も感じず
どのような調理にも向きます。

すき焼き・鍋・炒め物
煮物いずれにも。




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赤蕪と中蕪のセット
蕪特有の柔らかさがあり、千枚漬(酢の物)・櫛形にカットし焼くように炒めるなど

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大豆

除草剤も含めて
無化学物質にて
栽培したもの。

粒は揃っておりませんが、自然農ですので
安心して常備菜として
煮豆などにどうぞ。

煮豆の仕方は別紙にて紹介しております。


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ツァーサイ
中国の冬野菜。

やや苦みがあり、
独特の風味があります

炒め物が一般的ですが、煮魚との相性が
良い。魚の臭みを感じさせません。
一度お試しあれ!
今冬、二三回は入ります。


(その他野菜)

じゃがいも・さつまいも・人参・セロリ・九条葱

漬物; セロリ、若しくは聖護院大根の粕漬、赤飯・炊き込みご飯などにはベストマッチです。

今年から、自然農穀類(大豆・小麦・とうもろこし)の本格的な生産に入ります。
それらから派生する加工品、味噌・黄な粉・餅などを予定しております。
一年目では、まだまだ美味しさが整っていないとは思いますが、これから徐々に
土作りが進んでいきます。
そのため、この一年間はテスト販売になります。
皆様方のご協力とご支援をお願いいたします。
併せて、従来の野菜も楽しんで食べて頂けるように頑張ってまいりますので、どうか一年間よろしくお願いいたします。
皆様にとっても、良い年であることを願っております。

                           むかし野菜グループスタッフ一同より、