27.12.7(月曜日)晴れ、最高温度15度、最低温度8度
出荷中のサラダセットの畝ー四番の畑
明日は、今年初めての味噌作りの日。
期せずして、今週は要望の多い味噌の出荷日。
消費者は簡単に手作り味噌とは言いますが、特に、材料全てが自然農となると、
味噌が出来上がるまでには大変な工程があり、企業的な表現をすると、人件費
などのコストの塊を出荷していることになる。
佐藤自然農園では大豆を脱穀し、殻が多く残された大豆を網にかけて、殻の除去
次にトウミにかけてごみの除去、これを篩にかけて荒選別、最後は目視にて、選別を行い、初めて大豆となる。
今日は明日のために水洗いし、水にかして、大豆を蒸す準備を行う。
平野さん(自然のお米生産者)は一週間かけて15キロの米を蒸して麹菌をまぶし
白い麹の花を咲かせるために、温度管理や揉む込み作業を行って準備。
この両者がめでたく婚姻を行うのが味噌作りの儀式となる。
(正月休みのお知らせ)
個別には皆様に農園ニュースをお出ししますが、
12月25日をもって、今年度最後の出荷とさせて頂きます。
12.28(月)~28年1月10日までの二週間、冬休みを頂きます。
最後の二週は通常の1.5倍程度の野菜(約18品目)とお餅をお送り致します。
恒例の金時人参も入れます。
・飲食店へは各営業日程に合わせて調整致しますので、ご連絡ください。
・個人の方は、今年最後の12月28日(月)に予備日を設けており、高度アレルギーなどの疾病のある方、二週間の間、どうしてもむかし野菜が無いと凌げない
方などには出荷対応させて頂きます。メール・電話などでお申し出ください。
農園スタッフ8名は、一年間ほとんど休みなく働いておりますので、一年間に一回は、長期休暇を取らせてやりたいと考えておりますので、どうかご容赦ください。
味噌
現在試作中の味噌。
これは約一年間熟成
させた無添加発酵
食品です。減塩には
しております。
活きている味噌ですね
来年は加工場建設に伴い、皆様に満足の
いく質と量がお届けできるように頑張って
いきます。
(今週の野菜)
ゆず
無肥料・無消毒です。
安心して皮を食べて
ください。
一年間の健康を願って
ゆず味噌・汁などを
お楽しみください。
一年で一回しか入りません。
小松菜OR青梗菜
寒くなってきたのでしょうか、成長がかなり緩やかです。
おそらくは、筋をあまり感じないと思います。
胡麻和えなどにして
食べておりますが、
煮込みなどにも欠かせません。
サラダセット
これは赤ほうれん草。
水菜・辛し系・サラダ
小松菜・ルッコラなど
8種類のサラダが
入ります。
やはり赤ほうれん草が入ると一段と味が引き立ちます。
見た目も豪華ですね。
セロリ
今年は暖冬のせいか
例年以上に大きく
成長しており、
肉厚でジューシー
元来が水辺の野菜であり、雨が多い今年の
気候が合っているようだ。
白い茎の部位は、噛むと心地よい食感があり、嫌みの無いさわやかさが拡がる。
概ね、三人に一人の確立でセロリは要りませんとくる。
「まあ食べてみてください!」と答える。それでも食べれませんと言う方には、セロリを使った調理方法をお教えしてみる。細かく刻んで玉葱・ニンニク等と油で炒める。
それをスープの下味付けとして、カレー・シチュウ・炒飯などに使ってもらう。
当農園のもう一つのテーマは満遍なく届けられる野菜を好き嫌いなく食べて頂く
所謂、「食育」です。
野菜は何かの目的を持ってこの世に生を受けた。人の体を構成する細胞を何らかの働きで活性化してくれる、などなどの説明をくどくどとして、結局、無理やり好きにしてしまう。未だにセロリを届けないお客様(仲間)は一人もいない。
それだけの力をこのセロリは持っております。西洋では万能の調味料であり、
万能の薬なのです。
人参
どうですか、この生命力はと言いたい。
二股三股に分岐し、
太り過ぎて中途で
割れが走る。
食べると圧倒的な
存在感を感じる。
当農園では草木堆肥歴10年以上にならないと決して人参は蒔かない。
まだ全員の方に配れる
ほどには無いが、来年一月以降には、揃うと
思います。
今年唯一の失敗は
ブロッコリーでした。
基部茎の部位の皮はやや硬いですが、他は柔らかく旨味が一杯です。
(その他野菜)
さつまいもは、菌が入り、やや硬いところが出ております。除去して食べてください。
来週の隔週の方は1.5倍の野菜が入ります。