今週の野菜

27.8.10(月曜日)晴れ、最高温度35度、最低温度26度

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                  大量の胡瓜ができた!

この夏最大の量の胡瓜が採れた。お客様のメールに、あるいは、クチコミで佐藤
自然農園さんは一本の胡瓜を送ってくるのよなどと、言われてしまった。
例年、わずかの量しか皆様にお届けできないでいたので、今年は思い切って、次々に種を蒔いたところ、それこそ次々に収穫ができている。
さらに、在来固定品種の地胡瓜なども種を蒔いた。
この夏は、皆様にはきっとご満足いただける量の胡瓜がお届けできます。

ついでに、胡瓜の粕漬けができる。さらには、青じそと胡瓜を塩に漬けて、無添加のしば漬けの試作を行っている。
半信半疑で漬けてみたところ、やや塩が勝っているものの、胡瓜に元々棲んでいる菌によって風味豊かな乳酸菌発酵をし始めている。うまくいけば、塩が馴染んでいき
胡瓜の漬物ができそうです。

(今週の野菜)

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紫紺色のぷっくりと膨らんだ
黒陽茄子。

我が家では私が焼き茄子、
他は油で炒めて食する。

蒸した茄子に味噌を合えて
秋茄子ほどの美味しさは
ないが、深みのある旨みが
口一杯に広がる。



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加茂茄子

こちらも味噌との相性が良い
味噌田楽や木の芽和え味噌
風味などで、

半割りにして20=30秒ほどチンして、味噌・木の芽・香味野菜を乗っけ、オーブンかトースターで焼く。



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長茄子(紫)

こちらは元々、生食用に開発されたものであり、灰汁もなく
さっと炒めたり、お浸しにしたり
なんにでも使えます。

レストラン用に植え込んだものですが、時折、皆様にもお届けできるようになりました。



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丸おくら

生食ですが、炒めたり、蒸したりしても良い。

夏ほうれん草と合えたり、
納豆や昆布・なめたけなどと一緒にミキサーにかけて
ご飯のお供に。




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平野さんの梨
(自然農)
新水という小振りな品種
今年はかめ虫にやられ、
ほとんど傷物となってしまいました。
虫害のものは価格をダウン
して皆様にお届けしております。
この時季にして、甘く瑞々しい
食べれるところだけ食して
ください。

その他には、じゃがいも、人参、味噌、胡瓜、トマト、にんにく、赤玉葱、万願寺及び
伏見とうがらし・ピーマン・蔓紫・インゲン・ゴーヤなどが入ります。


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牛蒡

芯に空洞ができているかもしれません。
但、この大きさになると旨みが増し、空洞もまったく気になりませんし、私などはこうならないと食べません。
美味しくないからです。
泥を落とすだけにして下さい。皮は剥かない。


白身魚(ほご・あらかぶ、かれい、めばる)・昆布などと煮込んでみてください。
絶品です。

この牛蒡を出荷する際、いつも思い出すことがあります。
東京のとある有名飲食店のシェフとのやりとり。

突然、電話がかかってきて、何ですかあの牛蒡は・・何時掘ったのですか?
表面にひびが入っており、内には空洞がある。

その電話の唐突な言い方は失礼にもほどがあるが、野菜を見た目でしか判断できないシェフ達にもあきれる。
市販されている牛蒡は、実は未熟牛蒡がほとんどです。若いうちは、表面にしわも無く、空洞も生じません。当農園ではそんな若い牛蒡は絶対に出荷しません。
(もっとも他の野菜も同じですが)
何故なら野菜で言うなら、青いからです。なおかつ、栄養価も乏しく、美味しくないからです。

こちらも説明するのも何だかばかばかしく、言い訳するように聞こえることになりかねず、即座に、こう言いました。
「貴方は高い料金をお客様から頂く料理人ですね。もっと野菜のことを勉強したほうがよいようですね。そうでないとお客様に失礼ですよ。どうか、決してご無理なさらず、取引をお止めになられたほうがよろしいですね」と・・・
以来、当農園は飲食店との取引はできるだけ控えるようになった。

それでも、現在は、北海道から石垣島まで12件の飲食店との取引が続いている。
そこのお店に訪れるお客様は幸せです。この難しい野菜と日夜格闘している料理人達がいるわけですから・・・