今週の野菜

27.3.9(月曜日)雨後曇り、最高温度9度、最低温度4度

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                 中蕪と赤蕪にてセットを組む

確実に春が来ています。少なくとも野菜の中では・・
今年は中々暖かくならない。野菜の成長も今一の状態。
それでも特にアブラナ科の蕪・大根の胎内時計には、春をいち早く察知し、莟立ち
の現象が出ている。そうなると、野菜の芯や上層部位は硬化を始め、やや筋っぽくなる。そんなに大きくなっていないのにも拘わらず、花芽を持つ。
これが越冬野菜の難しさです。若干の筋が張っているかもしれませんが、お客様にはやや我慢をお願いせざるを得ない。
春蒔きのものは順調に成長しているのが救いです。

農園では皆様にお届けする野菜に何か一つ色を副えたいと考えて、無理してでも
晩秋に赤蕪などの蕪類の種を蒔きます。それが今回は赤蕪セットとなります。
蕪類はこの時季、週代わりで中蕪(煮込み料理可)とサラダ蕪(サラダ及び焼き・炒め料理専用)を交互に出荷しております。オーダー表をよく見てから調理してください。

イメージ 2鳥獣被害です。
出荷直前になって、葉っぱを無残に食い散らされた
青梗菜。
これはブロッコリー
キャベツ・コールラビ
レタス系・小松菜などに
及び、一部の畑では
キャベツが全滅しました
ネットや織布などをかけて
防御してもかいくぐって
進入してきます。

保護鳥であるひよ鳥の仕業です。今年の冬の寒さが長く続いており、山に花や新芽
が出ていないため、彼等も生き残るためには必死なのです。
鳥害は4月始め頃まで続くかもしれません。

(今週の野菜)

イメージ 3ほうれん草

成長が遅れており、小さいままの出荷です。

寒に当たっており、
甘く香り豊かに美味しい

根の部位はソテーにでも





中蕪セット; 赤蕪・紅蕪と中蕪のセット。酢物・煮込み料理・炒めやサラダでも。
(若し、上部に網の目のような筋を感じたら、そぎ落としてください)

サラダセット;辛し系・水菜・赤ほうれん草・スイスチャート・ルッコラなど

芽キャベツ; さっと湯がいてから、スープや炒め料理などにお使いください

大根・味美菜・大根の甘酢漬けなど・・

イメージ 4コールラビ(蕪キャベツ)

やや固いブロッコリーの芯
だと考えてください。
欧州では一般的な食材です

皮を剥いて暑さ1~2ミリ
程度にスライスして、炒めたり
煮込んだり。軽く湯がいて
サラダにもできます。
(チンのほうがより良い)



イメージ 5味一番(紫大根)

少量ですが、白色も
混じります。

お勧めは摩り下ろして
薬味やそばの汁に入れて
食べること。
(レモンや酢をかけると
ピンク色に変身します)
櫛型にカットして、炒めたり
焼いたりも美味しい。


イメージ 6天原木栽培の生椎茸

ほとんどが「どんこ」と言われる椎茸最高の状態です

肉厚で表面のひび割れが
最高品質の現れです。

田北農園からです。




この「どんこ」の品質の椎茸はむかしから最高の贈答品として珍重されてきました。
その中心マーケットは日本の伝統のもどし椎茸(水につけて戻す)を使っていた
先人達や中国市場(香港・上海)でした。
ところが、日中関係の悪化で輸出が止まり、老年の方しかもどし椎茸を使わなく
なったりして、この最高品質の行き場が少なくなってきました。
そのような時、私が開いていた美味しい野菜セミナーに彼が来られ、当農園との出会いがあり、また、その純粋な露天原木栽培(自然栽培となるのでしょうか)に品質の良さや安全性を認め、皆様にお届けするようになった訳です。

結果として、こんな美味しい高品質の「どんこ」が生椎茸となり、我々も食べれるようになりました。

(その他野菜)

セロリ・九条葱・レタス・ブロッコリー・春菊などが入ります。

来週は早春の味覚、わけぎが入る予定です。かなり評判が高いようですよ。
お楽しみに!