26.10.6(月曜日)曇り、時折晴間、最高温度24度、最低温度18度
露地栽培のパプリカ
近時はトマト・パプリカは有機栽培農家でも露地栽培を行っている処は居なくなって
しまいました。見ての通り、背丈が低く(ハウス栽培と比較して1/3しかない)、その代わり、茎は太く節間も狭まっております。
何より、色がまったくといって異なり、存在感があります。難点はその1/3しか出荷
できないことです。(自然の環境化では傷み・腐り・害虫被害が多いのです)
それでも露地栽培の場合は、今からが一番美味しくなってきます。
木は最後の力を振り絞ってけなげにも実を染めていこうとしております。
今週、お届けする野菜の一部は、自然循環農法におけるこの時季の厳しい現実を目の当たりにされることでしょう。皆様はどのように感じられるでしょうか?
(今週の野菜)
色付いたピーマン
随分と長い間、定番の野菜
となっています。
余りにもきれいだったので
写真を乗っけてしまいました。自然が作り上げた芸術作品のようですね。
自然の生命力を感じます
最後の力を振り絞って
実を付ける。終わりに近づいています。
今が一番美味しいです。
牛肉との相性は抜群です。
人参
季節に順ならずです。
人参は2~3月、7~9月
蒔きが適期です。
これは5月に蒔いたもの
やはり、董立ちしたり、
根の未発育だったり、
自然に逆らうとこうなります
それでもこの時季貴重な
露地人参です。
次に出荷するものは立派な姿をしておりますよ。
葉っぱが美味しいですので掻き揚げ(海老・玉葱・芋類などと)など如何ですか。
小松菜
見事にすだれ模様に
なってしまいました。
この時季の虫害の凄さが
お解りいただけましたでしょうか。
湯がくとまったく気にならなくなりますが、自然の現実を噛み締めて頂いてください。
ある奥様は、これを見て涙が出てきたそうです。
かわいそう、そして頑張ったね、と・・・皆様はいかがお感じになられたでしょうか?
さつまいも
掘り出したばかりのさつまいもの姿です。
二宮農園のものです。
ここの畑は年間さつまいもしか栽培しておりません
それは裏作に違った作物を栽培すると肥料をやらねばなりません。そうすると
蔓ボケと言って根が発育
し難くなったり、旨みが
出なくなったりします。
それだけ貴重なさつまいもですよ。
万願寺及び伏見とうがらし・オクラ・胡瓜・茄子・里芋・金時生姜・赤玉葱等、
パプリカ
どうですか?この色艶
とでも言ってそうな風情
がありますね。
この時季のピーマン系
(実はとうがらし系)
の野菜達は、木が弱ってきており、実の中に蓄えた
デンプン質を糖質やビタミンに変換して、自らが
生き残ろうと頑張ります
そのため、甘みや旨みが増していきます。これを完熟作用と言います。
露地野菜のたくましさと命の神秘ですね。
最近野菜を取り始めた方へ、
金時生姜は、幻の生姜と言われております。その辛味と香りは絶品です。
同時に女性の方には(特に冷え性)体を温めてくれます。
食べ方ですが、これは本来生食が一番適しております。
千切りにした実を刺身に巻いて、豆腐料理の上にトッピングして、食べてみてください。魚や豆腐の臭みを消してくれて、美味しく頂けます。
逆に茶碗蒸しなどの温料理にも使えます。和製ハーブの代表格です。
葉っぱや茎は鶏肉やマトン及び豚肉と一緒にグリルするとその臭みや生臭さや
脂分を落としてくれ、料理が美味しくなります。是非試してください。
ある奥様からはこの料理で我が家の食卓は高級レストランになりました、と・・・
ちなみに生姜は南方系の野菜ですので、冷蔵庫には入れずに、濡れ新聞紙などに包んで保管して下さい。葉っぱは切り離してコップなどに挿しておくといつまでも
その香りを放ってくれます。
(その他野菜)
来週からは黒大豆の枝豆が入るようになります、お楽しみに!これは中秋の絶品
ですよ。お楽しみに!