今週の野菜

28.10.24(月曜日)晴れ、最高温度20度、最低温度15度

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                   秋の葉野菜(7番の畑)

 気候はようやく落ち着いてきたようだ。それでも相変わらず雨の日が多いのだが・・
7~8月の高温乾季を経て、9~10月初旬までの高温多雨・多湿・日照不足の中で、害虫の異常発生が続き、8~9月に蒔いた(育苗ハウス内も含めて)種は壊滅
状態となっていた。
写真の葉野菜(青梗菜・小松菜・味美菜等)は、10月10日頃に蒔いたもの。
何回目のチャレンジでようやくここまでに成長してくれた。
ここまで育つと、虫害があっても何とかなるとほっとしている。

先週頃から今週にかけてお送りしている葉野菜は育苗段階で3~4回ほど、幼苗の状態時に農薬をかけている。
(農薬は危険な浸透性農薬やサリン系農薬は使わずに、二日以内に光合成分解する農薬を使用)
それでも異常発生した虫害に何とか耐えて(無農薬)ここまで大きくなったのだが、かなり激しい虫食いの痕があり、すだれ状態での出荷をお許し願いたい。これが精いっぱいでした。
葉野菜はまだか?のメールに、心が痛む毎日でした。

 これからは、寒くなっていくとともに、虫も徐々に沈静化していくことと期待しております。それが上記の写真です。

 最近の新規のお客様は、継続率が60%を切っている。それも致し方ないことと考えております。何しろ、このような野菜を送り続けねばならない今年の異常気象なのですから・・・

皆様にはここで改めて御認識いただきたいことがあります。

 慣行栽培(有機野菜であっても)の場合、このような異常気象(虫害も含めて)の際には、通常の農薬使用量の倍以上を使用しないと野菜は育ちません。
(この時季は、通常の気候の場合でも、一週間に最低二回以上の農薬散布が必要となる)
このことを御認識なされているかどうかは、当農園の栽培方法では、とても重要なことなのです。
当農園は栽培方法は常に開示しております。本音と建て前が異なることは致したくありませんので・・
全国250余名のご家族の健康を守り続けていることを自負している農園のスタッフ達も、新規顧客の継続率が一時的とは言っても60%になっていることに悲しい思いを抱いております。(常は95%以上でしたから・・)

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 先日別府のベネフィットフォーユウ(鉄輪で温泉療養と健康野菜の食事を提供)の
スタッフが久しぶりに訪ねてきた。
12月に、お客様の農園体験の受入をしてほしいとのこと。
久しぶりの和やかな半日をくつろいでお帰りになった。
来年完成するむかし野菜の邑の社屋はそのような体験・体感をしてほしいために
レストハウスを用意している。互いのコンセプトが同じの事業所・ご家族や学校などの生徒さんを受け入れる目的で建てようとしている。

(今週の野菜)

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味噌

原料はグループ内の
自然農生産者によって
作られている。
勿論、当農園で製造したものです。

今年はやや辛めではあるが、熟成が進み
かなり旨い。

本年二回目の出荷。

この味噌は、昨年の仲間へのインタビュー調査で、98%の高い支持を受けた。
そのうち、毎月欲しいと答えた方は85%であった。

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茄子・長茄子

嫁に食わすな!の
秋茄子のうち、
最後に近い落ち茄子。
(最も美味しい時季)

農家しか食べれない、
ずんぐりむっくりの姿です。

夏の名残を惜しんで
召しあがってください。


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黒大豆の枝豆

当農園では10年前より出荷しております。
当初は、随分と説明を要した野菜でしたが、
今では、心待ちにしておられる方が増えております。

晩秋の味覚です。
とにかく旨いの一言



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一本葱

満を持しての出荷。

ようやく一本葱の旬がやってきました。
これから11月まで
断続的に出荷が続きます。
寒の訪れとともに、
次第に美味しさが
増してきます。
葉先まで美味しい。


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里芋

畑作ですので、水っぽくなくほくほくとしています。

今年初出荷です。

煮っ転がしの苦手な方は、素揚げや芋団子にして(衣を付けて)
も美味しいです。



(その他野菜)

葉野菜(小松菜);新規就農の後藤君の畑、今は赤ラベルです。
           虫食いが多く、葉はすだれ状ですが、今はこれが精いっぱいです

人参; 出荷に迷うような発育不良です。今年の異常な気候の中で何とかここまでは
     育ちました。

柿・漬物・さつまいも・じゃがいも・金時生姜・ピーマン・伏見とうがらし・蔓紫・空芯菜
南瓜・いんげん豆・オクラ・パプリカなどがランダムに入ります。
(柿は最後です)

PS 追伸
前日、あるお客様から電話が入り、「茄子の中に虫が居たので捨てた」そうです。
何故と聞くと、気持ち悪いからだそうです。
農薬の多用とどちらが気持ち悪いですか?と聞くと、農薬だそうです。
矛盾していますよね!
でもこれが消費者の実際の気持ちでしょうが、考えさせられますよね。
私たちは虫食いのひどいものや傷んでいる野菜しか食べられないのですよ。
出荷に見合うものはみな、お客様に出荷しております。限りある圃場で、限りある貴重な野菜達ですよ、ともお伝えした。

ついでに、葉野菜は日持ちが悪いのですが?との質問に、葉野菜(人参葉も含めて)は着いたら、すぐに3~4分ほど水に晒し、水を切ってから、ビニール袋に入れて
冷蔵庫の中で立てて保管すると10日以上は保ちます。それは最初に申し上げたでしょう!と念を押しました。

スーパーなどで売られている野菜が冷蔵庫の中でそのままにしておいても10日以上持ちますが、何故でしょうか?の質問に、おそらくとは思いますが、界面活性剤(洗剤の成分)を使用しているからではないでしょうか?と答えた。
皆様も注意してください。
葉野菜などは、命を絶たれたら(収穫)、黄色くなったり、萎んだりするのは当たり前のことです。大事に育てている野菜ですから、余すところなく大切に扱ってやってくださいね。とお伝えした。

この話などは、電話を頂いたから話し合えた訳で、質問もなくいきなり継続を破棄されると、野菜を大事にしている農家としても、とても断念です。
お伝えしたいことは山ほどあるのにですね・・・