2020.2.17(月曜日)曇り、小雪、最高温度8度、
最低温度2度
二番の圃場、セロリの畝
2月になって急に寒気団が目覚めたようで、寒暖の差が大きい日々が続く。そのため、ビニールトンネルを開けたり閉めたりと忙しい。
今日も寒気団が降りてきているため、凍結防止のため、収穫・選別作業の後、2.3.4.5.6.9番の畑を回り、小雪の舞う中、トンネルを閉じた。腰が笑う。
「畜糞の小話」
農園では、草木堆肥を作るに当たって、牛糞は欠かせない。発酵促進剤として、20%ほど草や葉っぱ・破砕屑に混ぜて堆肥を作っている。
その際、必ず繁殖牛の牛糞を使っている。繁殖牛は肥えてしまえば、子供を産まないから草で育てます。肥育牛の牛糞は肥えさせるために、アメリカ産の配合飼料を餌として与えている。鶏糞・豚糞は配合飼料はさらに多いため、危なくて使えない。
何故かと言うと、この配合飼料には、アメリカ産の遺伝子組み換えトウモロコシなどの穀類(枯れ葉剤を散布しても枯れない遺伝子を組み込んでいる)が多く、さらには、肥育ホルモン剤・抗生物質などが大量に入っている。
抗生物質は皆様ご存じのように菌を殺すことがその役割です。元来有機栽培は土の中に微生物・放線菌を繁殖させて有機物を餌として与えて、土を育てて行くものです。(→自然循環農業)
つまり、畜糞には、除草剤を含めた過剰な農薬・滅菌する抗生物質・
肥えさせるための肥育ホルモン剤などが含まれております。
現在、アメリカでは、牛肉の消費量が半減している。何故かというと、
肥育ホルモン剤・抗生物質などを与えたアメリカ産の牛肉によって、
子供さんのお乳が膨らんできたりと、明らかに異常な影響が出始めているからです。
消費者の方は、もっと「食の安全性」に対して興味関心を持つ必要がある時代になっていることを知っておいた方が良いのでは無いでしょうか?健康は皆様ご自身で守るしかありません。現在の日本では報道は自粛されておりますから・・・
(今週の野菜)
一本葱; 下仁田葱と九条葱の掛け合わせでできた品種です。
そのため、葉先までジューシーです。
白い部位は豚バラ肉などと挟んで焼くと良いのでは。葉っぱは炒めたりスープに入れたり、すき焼き・鍋などが合います。
キャベツ; 春キャベツ(品種)です。→今週は毎週・月一の方のみ
白菜; 隔週の方のみ
葉にんにく; 年に一回だけの珍味です。炒め物に是非!→毎週・隔週
ほうれん草; 越冬ものですので、甘く柔らかい。
サラダセット; 色鮮やかなものはスイスチャート(酸味)です。
赤蕪; 中は白です。酢漬け・焼き野菜が美味しいと思います。
高菜の浅漬け; 農家しか食べられないものです。
これを数ヶ月漬け込むと、高菜漬けになります。
軽く洗ってから小さく切ってご飯のお供に、但し、食べ過ぎには注意して下さい。ご飯が止まらなくなります。
麦ご飯セット(麦物語のシリーズです)
カップ一杯のお米に大匙一杯が目安です。白米党の方もこの美味しさに取り憑かれて、あっさりと陥落したようです。
ご飯の味が劇的に変わります。黒く見えているのが日本の原始麦。黄色く見えるのは裸麦です。
紅八朔; 去年も採れたのですが、木が若くあまり美味しくなかった
ので、お送りしませんでした。今年は酸味に旨みがやや加わりました。
(その他野菜)
セロリ・中蕪・小松菜・青梗菜・カボス・じゃがいも・芽キャベツ
干物・餅(月一の方)・ブロッコリーなどが入ります。