今週の野菜

28.9.12(月曜日)終日雨、最高温度28度、最低温度19度

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                 二年目に入った後藤君の畑

 二年間の研修を終えて、去年から独立を目指す後藤君。
一年目は種を蒔けぞ、一向に成長しなかった圃場が二年目を迎え、草木堆肥が効いてきたようで、今年はこのように立派な葉野菜が育っている。
土壌の中に有機物残渣が残り、微生物や放線菌が活発に活動し始め、土を掘り起こし始めている。
この圧倒的な違いを後藤君も肌で感じているようで、自然に顔が綻び、やる気も増してきたようだ。
いつもの通りにグループ全員での畑作りと種蒔きの風景。(共同耕作・共同出荷)
今まで二カ月も雨に見放されていた畑にようやく雨が降り始め、葉野菜は急成長を始めている。
この分だと、9月末~10月初旬には後藤農園としての初出荷を迎える。

それでも根菜類にはまだ早く、後一年は待たねばならない。

(今週の野菜)

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金時生姜

これは希少品種で、幻の生姜と言われているもの。
今年もこの時季がやってきた。
余りにも雨が降らず、半数は枯れてしまった。
実は小さいが、今年は
少雨のためか、鮮やかな赤色の顔をしている


食べ方;
この品種は生食を基本としている。薄くスライスして、魚料理の付け合わせ、豆腐にトッピング、脂濃い肉料理に、勿論、日本酒には最高に合います。
強い芳香と辛味が口の中をさわやかに整えます。

葉っぱは、押し寿司に、たっぱの底にサランラップを敷き、底に葉っぱを敷く。
熱々の酢飯を詰めて、トッピングには千切りにした生姜と白身魚やエビを置き、
さらに上に葉っぱを置き、蓋で押し込み、冷所で半日ほどおくと、高級料亭の押し寿司に変身します。

さらに肉料理のグリルに、葉っぱや茎を一緒にオーブンで焼くと、しつこい脂分や臭みを落としてくれ、これも一流シェフの肉料理のグリルになります。

とりあえず、葉っぱの部位は切って置き、コップに挿して香りを楽しんだ後、このような料理にお使いになってもよろしいのでは・・


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露地ニラ

この時期のものは柔らかく、甘味があり、
和風出汁でお浸しにすると、美味しい。

冬は鍋料理がお勧めなのですが・・

炒めても肉よりは確実に主役になります。



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この時季、赤く染まってきます。
特別に辛いものも混じりますので、先を包丁で切って、辛味を確かめてから、子供さんに与えてください。

丸ごと焼き野菜がやはり一番おいしい。



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早稲黒大豆

実付きがあまり良くありません。
(雨不足のため)

それでも黒大豆です。
味は濃く、さわやかです。
長時間、湯がかないでください。




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黒陽茄子

小さな実の段階で
虫がハードキッスをして
いるものは、その部分が固く膨れ(ひせ)ます

それでもこの茄子は実に美味しい。

焼き茄子・味噌炒め
などでどうぞ。



青瓜の粕漬け;これは大分の宇佐地域で作られてきた伝統のある瓜の粕漬けです。
          大変に手間がかかり、張りのある食感とやや青臭い瓜の香が残る
          私などは赤飯や炊き込みご飯の際には必ず欲しい漬物です。          

(その他野菜)

じゃがいも・ピーマン・空芯菜・長茄子・オクラ・パープルアスパラ・伏見とうがらし
南瓜・パプリカ・薬味セット・栗・などが入ります。

次週は初夏野菜、さつまいも・かぼす・栗などが入ります。
来週若しくは再来週にはやや熟成が進んだ味噌が出ます。お楽しみに!