今週の野菜

28、5.23(月曜日)晴れ、最高温度31度、最低温度18度

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      幼い茄子が育つまで、葉物野菜が割り込んで宿を借る風景

例年この時期になると、春野菜と夏野菜が畑を奪い合うことになる。
夏野菜は梅雨までには植え込まねばならず、そうすると、春野菜、特に葉物の育つ場所がなくなる。ということで、この時季、春と夏が同居する風景が現れる。
隣は夏出荷用の人参、雨が降らず、水遣りが続かず、まばらに育つ。結果として
撒き次ぎを行うとこんなになる。苦労しております。

畑は梅雨入りを控えて、すでに真夏の様相を呈してきている。
地表は日中すでに35度くらいになっている。
草取り作業を続けていると、思わずめまいがするほどに、暑くなっています。
そんなわけでこのところ毎日水遣り作業を行っている。
例年にはなかったこと。やはり確実に九州は亜熱帯に近づいている。
雨季と乾季が交互にやってくるし、異常高温や異常低温がしばしば畑を襲ってくる。
露地栽培の過去の経験や勘が当てにならなくなってきており、益々野菜作りが難しくなってきています。今年はきっと酷暑の夏になると、農人の勘が働く。
それならば、今やることもあり、植え付け計画も考え直さねばならない。
微妙に植え付け時期を調節している。これからの露地栽培は気候を読み、予測し、その対策を取り続けることが要求されることになる。

本日出荷するキャベツも虫食いが激しく、暑さにやられ、成長がおかしくなっている。
そのため、柔らかいはずの春キャベツが固くなりつつある。
皆様には申し訳ないが、ご容赦ください。

(今週の野菜)

イメージ 2じゃがいも
(北あかり)

まだすべてのいもが
太りあがっていない。
それでも今春、初物。

少量で申し訳ありません。
新じゃがは柔らかいのが特徴。味の濃さは
やはり少し置いていたほうが出てくる。


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つくし春大根

表面の傷は線虫痕
割れはこの品種の
春の特徴です。

それでも春大根の中では王様級の味です。

見てくれは悪いが、中身はべっぴんさんです。



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春キャベツ

虫食いが多く(夜登虫)
洗ってはおりますが
中には黒っぽい虫が
潜んでいるかもしれません。

生食より、炒め野菜のほうが(やや過熱する)
良いと思います。




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ほうれん草

寒い時季とは異なり、
味も食感もやや硬め
です。この暑さですから
やむを得ないことです。

それでも二番の畑の
産ですので、味は良いと思います。
ここにも夜登虫が食べた痕が残ります。



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粕漬け(大根)

酒粕の二番漬けです。
やや甘めの味にが嫌だと言われる方も
おられますが、
むかしから田舎で
食べられてきた粕漬け
です。

お酒や白いご飯が
進みます。



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塩ゆでして食べるのが
一般的ですが、
殻ごと炭火焼(コンロ
でも良い)して
中身を頂くともう絶品ですね。

うちの孫たちはもう奪い合いです。




(その他野菜)

人参・玉葱・サラダセット・小松菜・味美菜・スナップエンドウ・レタス系・春菊・紫大根
などが入ります。

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(蕪キャベツ)

来週の出荷予定
一部には今週
入ります。

合わせてじゃがいも
ビーツが入ります。
染まり、是非スープを
お作りください。
茎も美味しいです。