今週の野菜

28.3.14(月曜日)曇り、最高温度12度、最低温度2度

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                   莟立ちの季節到来

カンラン系の野菜は甘いため、ひよ鳥の格好の餌になる。葉っぱの先が食べられているのがお分かりいただけるでしょうか?
春は農人と鳥の格闘劇が毎年繰り広げられる。防御策を施しても、ちょっとした隙間を掻い潜って葉っぱをついばむ。追っ払うが近くの木の枝に止まり、こちらの様子を伺う。そのいたちごっこに付き合わざるを得ない。
鳥も山に餌がないため、必死の攻防戦となる。かわいく食べてくれるのであれば
良いのだが、百羽、二百羽と飛来してくる。
織布を被せておくと、莟立ちが早まり、一部は腐りも出始める。やっかいな季節です。
農園に棲み付いた猫どもは、何のために居るのか?全くの無駄飯喰らいである

今年の気候はやっぱり変!
温度差が激しく、野菜は戸惑いを隠しきれない。
思わぬ莟立ち(花芽を擡げてくる生理現象)が、ようやく成長し、今からという野菜にも多く見られ始めた。
苦労して越冬してきたのに、大人になりきる前に、温度変化の乱高下に春を感じ始め、さあ!子供を作らねばとばかりに花芽を付け始める。
このブロッコリーもその一つ、今から5年前にも突然に花が咲き始めたことがあった
ことを思い起こされる。その際はあまりにももったいないため、かなりの低価格で、皆様にお配りした記憶がある。
その意味では今年は良いほうかもしれない。

見てくれは悪くなるが、実はこの莟立ち直後の野菜は旨味が乗り美味しいのです。
農園では花芽の部位はみな喜んで食べております。
但し、あまり時間が経過すると、網目のような繊維に覆われ始めて最早食することは厳しくなってしまいますが・・
もう一つ、草木堆肥など(低窒素栽培)で育てたものでないと莟立ちしたら、堅くて食べれませんのでご留意してください。

と言うわけで、農園の春は莟立ちと追いかけっこで出荷作業が行われ、食べれなくなる前に皆様の食卓へお届けしている次第です。
これも春の風物詩と思ってゆったりとしたお心で頑張って食べてください。よろしく
お願いいたします。

(今週の野菜)

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花の咲き始めた

考えてみれば、ブロッコリーは花芽を食べる
野菜ですね。
茎の方は皮を剥かなくても今なら大丈夫と思います。
子供さんが喜んで食べて頂けるようでそれが救いです。
但し、早めにどうぞ!


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越冬したレタス系野菜


この時季のものは、
ぱりぱりとした食感で
旨味を内包しています

一年のうちで最も美味しい時季に当たります。
サラダセットと共に、




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蕪キャベツです。
キャベツの芯と思ってください。
甘味が強く、皮を剥いて、1センチ程度の厚さに切ってください。
さっと湯がいてサラダにも、そのまま炒めて
あるいは、焼き野菜に
スープの具材にも
芽キャベツと同じ)


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人参

越冬ものですので、
かなり甘く歯触りも
良い。

サラダでも
炒める場合はあまり火を通し過ぎないように
してください。
葉っぱは掻き揚げの
具材に。



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洋ほうれん草

すっかりと大きくなってしまいました。
これはサラダには難しいかもしれません。

やはりお浸し・炒め
などに向きます。






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小松菜

柔らかいです。
お浸し系が合います。
野菜炒めにも最適。

豚肉ともやしを入れて
醤油・みりんを等倍
味噌を小さじ一杯、
豆板醤と酢をアクセントに合わせ調味料にして
さっと炒めてください。



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セロリ

厳冬期を乗り越えた
セロリです。

冬季に、芯だけ残し、
外葉は皆凍傷にかかり
ます。
春になってトンネル
の中で復活したものです。




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ツァーサイ
(中国菜)

小さくとも大人になってしまいました。
花芽を持ち始めて
おります。

やや苦みがあり、それが美味しい。炒め野菜としてお使いください。




(今週の野菜)

じゃがいも・サラダセット・青梗菜・わけぎ・中蕪・春菊・キャベツ・椎茸などが入ります。

しばらくは葉野菜が多いです。来週はキャベツ・芽キャベツ・葉にんにくが入ります。