今週の野菜

27.5.4(月曜日)晴れ、最高温度25度、最低温度18度

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                  いんげん豆の支柱(二番の畑)

春真っ盛り、豆類がやがて最盛期を迎える。現在は絹さやえんどうとスナップエンドウの出荷中。スナップエンドウは残念ながら、ひよ鳥の害により、新芽を食べられ、
収量は50%以下となったが・・・
これから二週間もすると、実エンドウの出荷が始まり、それから一週間もすると、
空豆へと移る。
写真のインゲン豆は5月下旬頃から始まり、6月に最盛期を迎える。
今は春白菜が続き、同時にキャベツ・ブロッコリーの出荷予定となる。
白菜は芯に莟を抱えており、莟立ち寸前の状態。春野菜、特にアブラナ科では露地栽培で、春作の場合、致し方ない。皆様には諦めて頂くしかない。

何故こうなるかと言うと、当農園の農法にその原因があります。

一つ目の要因は、春出荷となるアブラナ科野菜はほとんどが1~2月頃に種を蒔き
4~5月に出荷期を迎える。種蒔き時季の最低温度が5度以下になると、内部に
花芽を持ってしまう。日照時間と温度の上昇に伴い、一気に莟立ちが始まる。
特に温度管理のできない露地栽培ではどうしょうもない。

二つ目の要因は、花芽を持っていたとしても、成長速度が速いと莟立ちを免れ、
何とか出荷できる大きさに育つのだが、草木堆肥は、残念ながら低窒素栽培で
あり、成長が超低速となる。

三つ目の要因は、これが最大のポイントであるが、露地栽培・低窒素栽培として、
当農園は意識して常に完熟野菜を目指しており、どうしても莟立ち寸前の出荷となってしまう。
何故なら、高ミネラル・高糖質野菜でないと野菜としての栄養価はほとんどないと
考えているからです。
早い成長のためには高窒素栽培(化学肥料や畜糞を使うと)となり、それでは、
デンプン質が多く、低糖質の野菜しかできない。

このような理由から、当農園の野菜は完熟野菜で、高い栄養価を求めるあまり、
どうしても春季は莟立ち野菜が主流となってします。
ですから、皆様には諦めてもらうしかないのです。その代償として、美味しい野菜を
食べられるのですから・・・

(今週の野菜)

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絹さやえんどう

春の一瞬しか(三週間)
なく、あっと言う間に終わって
しまいます。成長に6カ月も
かかるのに・・

ほのかな甘みとしゃきっとした食感が命です。
卵とじ・炒飯・パスタ・サラダ
などにお使いください。
鮮やかな緑を料理のポイント
にしてください。

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サラダセット

皆様方のご意見で、辛し系
を減して、ベース野菜を
増量しました。

辛し系水菜・マスタード
水菜・コスレタス・赤ほうれん草・ルッコラ
そして、洋風サラダの
ちょっと高級なミニ野菜
マーシュが入ります。

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これがマーシュです。

予定ではもうちょっと
大きく育つ筈が、
どうしても大きくならず、
諦めてこのまま出荷
となりました。
味わって食べてみて
下さい。




越冬大根(莟立ちしています)・レタス・スナップえんどうORブロッコリー・味美菜OR
青梗菜・小松菜・玉葱・大根の漬物・白菜・島らっきょなど。

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にんにくの芽OR葉にんにく

これも春のほんの瞬間に
しか採れない味覚です。

この芽を摘んで二週間後
にはにんにくの出荷となり
ますが、今年は育ちが
思わしくありません。

炒め物が定番でしょう。



来週は白菜・キャベツ・ニラなどが入る予定です。