25.6.24(月曜日)雨後曇り、最高温度23度、最低温度18度
たわわに実が付いている瑞栄トマト、出荷間近。
今年は梅雨の訪れが遅く、5月は記録的少雨となり、トマトにとってはすこぶる
良い生育環境となった。逆に胡瓜・茄子などの水を好む夏野菜は生育不良。
この処の本格的な梅雨入りで、さて、どちらの夏野菜が良く育つのやら?
去年までは記録的な集中豪雨が続き、トマトの一番・二番成りは腐り落ちていたが
今年は写真の通り、未だ腐り落ちたものはいない。
今年は美味しいトマトに期待が高まる。逆に茄子系はさっぱりとなるかもしれない。
施設管理栽培(所謂ハウス栽培)とは異なり、自然の気候にその年の出来が左右
される露地栽培を皆様方はどのように見ておられ、評価されているのか?
美味しさには替えられないとこちらはひたすら耐えて、頑張り、意地を張り通す
のみですが・・・その評価は皆様がして頂けると信じて・・
今回は予告通り、ハーブセットを増量でお送りします。又、偶々、珍しい野菜が
今週には集中してしまいました。
(今週の野菜)
大葉油麦菜(ユーマイツァイ)
中国野菜です。
レタスのような食感、
炒めてもシャキシャキ感が残る。
梅雨時季には下記の写真のように
葉野菜は溶けていくが、しっかりと
葉を茂らせている。
葉野菜は梅雨時季、露地栽培ではもっとも
過酷な条件となる。
梅雨が明けると今度はじりじりとした太陽が
照りつけ、葉野菜は生きていけない環境。
替わりに表面を膜で覆う夏野菜の時季と
なってくる。自然はうまくできている。
味美菜
葉野菜では最後となります。
くせがなく炒めものなどの最適。
青梗菜と小松菜の合いのこです。
大根、
皆、割れてしまいます。
これは今まで少雨で成長して
きた大根が、いきなり梅雨を
迎え、土中で裂けてしまったもの。
今回はこのような大根の出荷と
なりました。味等については
何の問題もありません。
人参; 二番の畑、周囲が田んぼであり、水が浸み込んで来ており、もう少しで
完熟という時に水浸しになってしまいました。成長期ですが、出荷と
なりました。
じゃがいも; 佐藤雄二農園のもの。男爵です。ほくほく感があります。
小玉葱; そのままか、半割りで、煮込み料理にお使いください。
胡瓜; 一部は佐藤雄二農園(ハウスもの)が混じっております。
ズッキーニ; ソテーやバター炒め、にんにくと絡めて塩胡椒で、
ビーツ
葉の部位は除けて、茎の部位は
炒めものに、(甘い)
スープなどにお使いください。
その日にはピンクに染まらなくても
翌日は真っ赤なスープに変身。
不思議ですね。
大根の粕漬け; 一番粕に漬けたもの。絶品でした。
自然薯;独特の粘りが特徴。作り山芋のようには白くなりません。
ハーブセット
写真はオレガノ。
煮込み料理に生のオレガノを使う
かなりな贅沢です。
肉料理(牛肉・豚肉・マトン)に適す
チーズやトマトとの相性も抜群。
女性の冷え性・生理痛・頭痛・
気管支炎など、万能な薬です。
タイム; 織田信長も愛用していた。老化防止・酸化防止、古来は腐敗防止に
使われておりました。
鶏肉やマトンなどの匂いを消し、旨みに変えてくれます。
シェフの料理では、オリーブ油にオレガノ・タイム・にんにく・とうがらし・みじん切り
の玉葱などを炒め、香りと旨みを移し、パスタなどに使う。
他に、レモンバーム・ミントが入ります。
今回入れましたハーブは全て煮込み料理に使っても、ハーブティに使うことも
できます。
ハーブは不思議な香辛料です。多くの種類のハーブを混ぜて使うと、香りや
旨みが複雑に絡み合い、料理を美味しく楽しくしてくれます。この機会に是非
お試しください。特にフレッシュハーブはくせがなくやさしい味がします。